入学の準備

 現在保育園に通っている長男が来年の四月に小学校に入学することになりました。近所の同じような子どもをみていると、上手にあいさっができ、なんとなくしっかりしているようで、長男のことが心配でなりません。入学までには、まだ半年ほどありますが、どんな点について気をつければよいでしょうか。
 かわいがって育ててきたわが子が、いざ一年生に入学するとなると、どこの親も一様に心配になるものです。
 「みんなについて行けるだろうか」「隣の子は、とてもしっかりしているのに」と、よその子どもばかりよく見えたりします。
 近ごろは、幼稚園や保育園を経験している子が多いし、親が思うほど、子どもは赤ちゃんではありませんから心配はいりません。
 ただ、幼児ほど成長、発達に差があることを念頭において、よその子どもと比較してあまりとり越し苦労をしないことです。
 小学校では、一年生の入学が近づくと、健康診断や事前父母会を開いて、入学の心構えや諸準備について細かい指示や指導がありますから、それに従い、不安なことは、その時、先生によく相談するといいでしょう。
 入学前に「そんなことでは一年生になれないわよ」とか「そんなことをすると学校の先生にしかられるわよ」などと無駄な緊張感をもたせたり、先生や学校をこわがらせるようなことは禁物です。また、入学すると時間的に規則正しい生活が強制されるわけですから、入学前から生活リズムに慣れさせておくことが大切です。さて、次に挙げるいくつかの点について念のため子どもをチェックしてみてください。

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 幼稚園や保育園と似ているようで、小学校は環境も友だちもだいぶ違うので緊張するものです。まず、お兄さん、お姉さんがたくさんいるし、知らない仲間も多いわけですから内気な子などなかなかとけ込めません。平常から、近所の子どもや知らない子どもといろいろな機会につき合いをさせ、だれともお話ができ、平気で友だちづき合いができるよう慣れさせておくことが大切です。
 しかし、極端にひっこみ思案で友だちと遊べないとか、おしゃべりもできないという子どもは近ごろまれになりましたし、そんな子でも一学期もすれば慣れるのであまり心配はいりません。
 入学前になると「隣のA子ちゃんは百まで数えられるわよ」と近所の子どもにせき立てられるように、文字や数を特訓する親がいます。そんなことは学校が教える仕事であって子どもには迷惑なことです。
 そんなことより、入学前に家庭でしつけておくことがたくさんあることを知っておいていただきたいのです。
 子どもは、教えなくても、絵を描いたり、いたずらをするように、言葉や文字や数を遊びの中で覚えたがるものです。
 そんな時期をのがさず、無理なく教えてやるのはいいことです。少し覚えると子どもはもっともっとと意欲づくものです。そんな時自分の名前くらい書けるようにしておいたらいいでしょう。
 無駄なおしゃべりはいくらでもできるのに、簡単な返事やあいさつのできない子がいます。これは、しつけの問題ですから日常生活の中で析にふれて身につけさせることが大切です。
 子どもは、まね好きですから、日常家庭で大人が返事やあいさつを交わしていれば子どもはまねるものです。はい、いいえ、ありがとう、すみません、いただきます、ごちそうさま、おはよう、おやすみなさい、さようなら、など自然に言えるようにしましょう。
 身体検査や体育の着替えの時は大さわぎです。シャツの裏表のわからない子、ボタンやファスナーのできない子、友だちのものを着て平気でいる子、着替えに特別時間のかかる子。これも、家庭でちょっと注意してしつけておけば、子どもは不自由しないわけです。
 だいたい、子どものできることまでせっせと親がしてやることからおこる問題です。
 入学すると、どこの学校でも給食があり、給食指導は先生方のたいへんな日課になります。家庭では、子どもの好きな物だけ食べさせておいて偏食はありませんと言われますが、学校では、栄養やカロリーを考えて献立も様々です。
 子どもたちには、偏食、大食、小食、のろい子、アレルギー体質の子といろいろあって指導が大変です。早くから、偏食を矯正し、食事のマナーもしつけておきましょう。
 入学するとひとりで通学することになります。特に交通のはげしい地域や都会地では、交通事故や誘拐の危険に備えて、横断歩道の通り方や通学路をよく教えておきましょう。何回か通学リハーサルをするのもいいことです。
 入学してからも校医の検診はありますが、入学後では、治療や入院のため学校を休むことになります。歯科、眼科あるいは、へんな癖など早いうちに医者などに相談して治せるものは治しておくのがよいでしょう。
 家で洋式トイレばかり使っている子が学校の和式ではどうしても用が足せないとか、ロールペーパーがおもしろくて、トイレに入ってはいたずらするとか、思いもかけないことがあります。つまらないことですが、子どもにとって大切なことです、よく注意をはらってあげましょう。

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