中学校の選び方

 小学校六年生の男の子です。来年中学校へ進学させる事で相談したいのですが、最近中学浪人という言葉を耳にしますがうちの息子がそうならないために、エスカレーター式に進学できる私立の中学へ入学させようと思うのです。そのために特別な勉強が必要でしょうか。
 子どもが将来、どんな仕事をしたいと思っているかによって、進学する学校の範囲も決まってきます。たとえば、技術者になりたいと思っている子が、文学部や経済学部など文科系の学部しかない大学の附属中学校に入るというのは少し考えものです。
 六年生くらいの子どもに自分の将来を見通すことは、まだ無理とは思いますが、両親が時間をかけて子どもと話し合い、助言を与えてやれば、おぼろげながら将来の希望が浮んでくることと思います。子どもの将来の希望に合った学校を選びましょう。

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 中学入試の科目は、学校によってちがっています。全科目、四科目、三科目、二科目などいろいろです。子どもの得意科目と考え合わせて志望校は、入試科目の同じタイプの中から最終的に決定するのがいいでしょう。
 また、子どもの学力は、普段の学校のテストや進学塾などで行う模擬テストなどによって、どの程度かをつかんでおくことが必要です。入試は、もちろん、当日の運、不運も左右するものですから、担任の先生ともよく相談し、子どもの学力に適応した学校を選ぶことが何より大切です。
 通学は、毎日のことですから、精神的、身体的に過重な負担にならないようにできるだけ近い学校がいいでしょう。中学生といってもまだ子どもですから、せいぜい片道一時間以内が妥当なところでしょう。長時間通学は、時間的、体力的マイナスのほかに、交通機関などと合わせて生活指導面でもマイナスを招きやすいので十分考慮することが大切です。
 公立中学校に比較して、国立や私立の中学校は、はっきりした特色をもっているところが多いようです。たとえば、国立の場合は、教育環境や施設設備が充実していて先生方もそろっているとか、私立は、建学の精神に則り、独自の校風と伝統をもっているとか、いろいろあるでしょうから、入学案内やパンフレットなどで学校の特色を調べるとか、また、その学校に在学している知人がいるなら、その人たちから学校の内容を聞いてみましょう。学校の評判も無視できないことがあります。なにより、子どもを連れて学校を訪れ、つぶさに参観してみることがいいでしょう。
 公立学校に比較すると、私立学校は莫大な学費がかかります。入学時の納入金も入学してからの月々の授業料も年々上がりつづけています。また、学校によっては、いろいろな名目で寄附金まがいの金を納入するところもあるとききます。高校、大学と進学させるには巨額の学費を納められる経済力が必要になってまいります。
 また、学校へ納入するお金のほかに、学用品など子どもの身のまわりにも相当経費がかかるわけで、この点、事前に子どもとも十分話し合っておく必要があります。
 地方では、私立校の数も少なく、選択に苦労はありませんが、都会地は多様な学校が数多くあるので選ぶのに苦労します。なにより、入試突破のためには、現在の子どもの学力と今後の伸びる可能性を十分把握して、子どもの能力に適応した学校を選ぶことです。あまり背伸びして、無理して入学したため途中で挫折する例を時々耳にします。すべての学校が成績に関係なくエスカレーターに乗せてくれるものと安易に考えるのは間違いです。
 また、志望校は、早く決めておくことが大切です。できれば五年生の終わりか、六年生の四月には、しっかりした志望校の決定と受験学習のためのプランを立てることが必要です。
 まず、基礎学力を十分つけておくことは、入試突破のためにも将来のためにも何より大切なことです。夏休み、冬休みの勉強を組み込んだ年間プランを立てて着々と進めることです。その間、毎日の学校での学習を熱心にやることは学力の底力になることでとても大切です。
 各私立校には、その学校独自の出題のくせというものがありますから、中学受験案内やその学校の何年間かの受験問題をまとめた資料などを研究し、特に、自分の受験する学校の受験科目を重点に実力をつけることです。
 以前は、受験生のために学校で補習と称して特別学習をしてくれた時代もありましたが、現在は、ほとんど特別指導をする学校はありませんので、両親と子どもが担任と相談し、助言を受けながら入試と取り組んでいくわけです。
 だから、子どもに意欲があり、親が望むなら、進学塾に通うとか、家庭教師の指導をうけるなど様々な努力をしているわけです。
 さて、再三述べたように、志望校は、子どもの能力、健康、意欲、将来など十分考えて決定することが大切であって、親の見栄や子どもを見誤った背伸び受験は不幸のもとになります。そして、受験する以上、不合格はいつもつきまとうものです。少なくとも、親は、合格より、不合格の方を発表の日まで念頭において、入試不合格くらいで子どもにとり返しのつかない心の傷を負わすことのないよう配慮してやることが大切だと思います。

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