クラブ活動のあり方

 教育課程の中でのクラブ活動の位置づけは次のようになります。
 (1) 各教科(国語・社会・算数・理科・音楽・図画工作・家庭・体育)
 (2) 道徳
 (3) 特別活動 (児童活動 - 学級会活動・児童会活動・クラブ活動)(学校行事 - 儀式的行事・遠足旅行的行事・学校的行事・保険安全的行事・体育的行事・勤労生産的行事)(学校指導 - 給食・図書館利用・清掃など)
 特別活動は、各教科や道徳と並んで教育課程の一つの領域として重要な位置を占めているもので、昭和二十二年に定められた学習指導要領で教科の時間の外に自由研究として設けられたのがはじまりです。
 その後、「教科以外の活動」「特別教育活動・学校行事等」「特別活動」そして、その後の改定で内容の充実がはかられ現在にいたっています。
 この「特別活動」の中の一つとして位置づけられている「クラブ活動」は、次のようなことを指導の具体的なねらいとしています。
 クラブ集団の共通の興味、関心を追求させる。自発的、自治的に活動を進めさせる。ひとりひとりが目標をもち、活動的、継続的に価値的活動を進めるようにさせる。自分の役割を通して、組織的、協力的に活動を進めさせる。楽しく、明るい人間関係を作りながら生きがいを育てる。
 クラブ活動は、各教科や道徳とちがい、どこまでも「ひとり、ひとりの子どもが、自分の生活を楽しく、豊かなものにするために、同好の友だちが集まって共通した興味や関心を追求する活動で、しかもいちいち教師の指図でやるのではなく、自発的、自治的に行うことによって自主性、社会性を養い、個性を伸ばそうというところに特色があるわけです。

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 現在、小学校で実際に行われているクラブ名の例を挙げると次のようなものがあります。
 サッカー、バドミントン、バスケットボール、卓球、ダンス、美術、伝承遊び、囲碁将棋、トランプ、器楽、合唱、手芸、文芸、演劇、写真、郷土、科学、習字、園芸、読書、造形、運動など。
 クラブを作るには、子どもたちの希望を調査し、それをもとに、児童数、教師の人数、施設、設備、用具、教育的見地などの条件を考えて、改廃、統合、分割などして決めます。
 クラブが決まったら、どのクラブに入りたいか、子どもの所属希望をとり、職員の担当をきめます。
 参加する子どもは、四年生以上の全児童で、学級、学年の枠をはずし、各クラブは、児童の希望を可能な限り尊重し、四、五、六年生男女混合の同好者の編成とし、その参加も最終的には児童に決定させます。
 各クラブには、クラブ長、副クラブ長、記録係をおき、司会は輪番制とします。概略以上のような組織で週一回実施します。
 クラスから開放され、同好の子どもたちが集まってどんな活動をするのでしょうか。
 (1) クラブの計画、運営についての話合いの活動。クラブ活動は、教師の意図によるものではないので、一年間どんなことをやっていくかの計画や、クラブの運営をどう進めていくかなど、必要に応じて全員が集まり、話し合いをします。
 (2) 共通の興味、関心を追求する活動。たとえば、演劇クラブか年間計画で、ある劇をまとめる計画を立てたとしたら、毎週小グループ活動、または全員の共同活動などにより、練習するもので、クラブ活動のはとんどがこの活動に充てられます。
 (3) クラブ活動の成果を発表する活動。子どもの活動意欲を高め、クラブ活動を充実させるために、クラブ内で個人、小ダループで発表したり、クラブによっては、掲示や展示によって校内で発表したり、七夕集会や学芸会、運動会などの校内集会や学校行事にクラブが仕事を分担したり、発表したりします。こんな場合多くは児童会と協力して行われます。
 また、学年の終わりに、クラブ活動の全校発表会を行うところもあります。
 クラブでの活動は、長期間計画的、継続的に行われることに意味があるので一年間同一クラブに所属して活動することを原則としなければならないものですが、子どもの中には興味、関心が続かず途中でクラブの所属変更を希望することもありますが、そんな場合の指導は慎重にしなければなりません。
 実際の活動を行うとき、活動場所、用具、など児童の安全のため、担当教師は細心の注意を払って指導に当たることが大切です。
 集団活動が中心となるので、教師もともに集団ので一員として参加しながら、児童が相互に認め合い励まし合ってひとりひとりが生かされるような雰囲気を育てることが大切です。
 個々の児童の知的能力、積極性を生かし、興味関心を育て個性に応じた指導が大切です。
 学校生活の中で、クラブ活動は子どもたちが楽しみにし、期待している学習ですから教科的色彩が濃くならないよう子どもの自主性を生かし、民主的に運営することが大切です。

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