高校の選び方

 私立学校とは、法律的に言うと、学校教育法第一条の規定に準拠し、同時に、私立学校法弟一条総則の「学校法人が設置した学校を私立学校といい、学校法人とは、私立学校の設置を目的として設立された法人をいう」との条件にかなった学校を指します。
 現在、日本には、幼、小、中、高、大、盲、養護学校などたくさんの私立学校があり、日本の教育で私立校の占める比重は、とても大きいと言えます。
 そして、安政五年福沢諭吉が創立したという慶応義塾のように、建学の精神にそった独自の教育方針や伝統をもった古い学校が多いようですが、新しい私立校もたくさんでき、最近は、経営難という問題もあって、私立校としての特色が薄れてきたという声も聞かれます。
 私立学校の場合、やはり、経営の問題がいつもつきまとい、入学金、授業料など多額の学費がかかり、特に、これがうなぎのぼりに上がっていく昨今では、父母の教育費の負担も大変な重荷になっています。また、台所が苦しくなれば、入学金の引き上げとともに、なるべくたくさんの学生を入れようとするため次第にマンモス化することにもなります。
 しかし、私立校の中には、スポーツや有名校進学率、エスカレーター進学など、特色をPRし、また、入学受験には、単願、推薦制の強化をはかるなど振興に努力を重ねている反面、都会地では、公立高校の荒廃や学力低下などに不安を抱くためか、最近、私立高校指向が強くなっているという声も耳にします。

スポンサーリンク

 自分の性格、学力、趣味、得意、健康、適性、家庭環境など、いろいろの面から考えるとともに、両親、友人などの意見も問いて将来の進路をきめます。それによって、就職か、進学か、公立か、私立か、普通高校か職業高校かなどの、おおよその進む道が開けるでしょう。
 学校では、学級担任の先生や進路指導、生活指導担当の先生方が十分な資料を用意して生徒の就職、進学の相談にのってくれるはずですから積極的に指導をうけることをおすすめします。
 受験には、まず学力が一番問題になります。日常のテスト結果や業者テスト、学校外での模擬テストなどで自分の能カを把握し、その学力に適当した学校を選ぶことです。特に、公立学校では、内申成績が重視されますから、日常の努力が大切です。
 普通高校の選択には、どうしても大学進学を頭において考えます。公立の場合は、進学率の点からランクを考慮し、私立の場合は、大学付属が多いわけですから、教育方針や伝統、学部の傾向なども念頭において選択するといいでしょう。国立大をねらう者はどうしても公立を選ぶようになります。
 高校選びは、最終学歴、就職にもつながるものですから、慎重に決定しなければなりません。近ごろ、高校の進学率が高まる一方で「どこでもいい、入学さえできれば」と、将来の希望を優先する学校選びが軽んじられる傾向は残念なことだと思います。
 公立でも、二人、三人と連続して進学させると親の負担も大変です。まして、私立となると莫大な教育費を必要とします。
 最近、私立の入学金、授業料も年ごとに上がり、特に、地方から遠い都会地で勉強させようとすると並大抵ではありません。特に、生活水準の高い現在、学生の生活も派手になっているので十分調査し、見通しを立てて決めるべきでしょう。
 しかし、現実は「入学さえできれば、学費はいくらかかってもかまわない」という親が多いと聞きますが、これは喜んでいい現象なのでしょうか。
 高校生の非行、暴力など、忌まわしい事件が続発しています。これは、ただ「うちの子は有名校に行っているから」「うちの子は成績がいいから」というだけで安心できる問題ではありません。学生運動か激しくなるころ、ひそかに息子が志望する学校に何回も通い、学校の内容や近所の環境、評判を調べ、通学の道筋、在校生の様子までつぶさに知って納得して進学させたという父親の話を聞いたことがありますが「入りさえすれば、どこの学校でも」という考えとは大分違うようです。
 現代の学歴社会では、進学は子どもの将来を決める重大な問題です。だからといって「入れたらどこの学校でもいい」「大学さえ出しておけば」という考えはどうでしょうか。
 やはり、人間は、自分の適性を生かし、希望する仕事に専念できることが最も幸せといえないでしょうか。
 中学校では、進路指導の担当が豊富な資料、情報を集めています。また、担任は、子どもの適性、学力などを客観的に細かくチェックして待っています。親と子で納得いくまで先生と相談し、助言を得て、将来に悔いのない決定をしたいものです。

幼稚園か保育所か/ 幼稚園の選び方/ 入園の準備/ 幼稚園を嫌がる子/ 園で親から離れない子/ 園で何もしない子/ 園でボスになる子/ 園でケガをしたとき/ 小学校の選び方/ 入学の準備/ 越境入学/ 転校/ 教室で手を挙げない子/ 授業に興味を示さない子/ 落ちこぼれの子/ 本を読むとあがる子/ 学校でいじめられる子/ 遅刻ばかりする子/ 忘れ物をする子/ クラスでのけものにされた子/ クラス替えで元気がなくなった子/ 給食を嫌がる子/ 修学旅行へ行きたがらない子/ 中学校の選び方/ 中学の入学試験に失敗したとき/ 自分の学校に不満をもつ子/ 先生を批判する子/ クラブ活動のあり方/ 高校の選び方/ 実業高校を嫌がる子/ 中途退学/ 大学の選び方/ 大学受験に失敗したとき/ 大学へ行かないと言い出したとき/ 通知表の見方/ 成績物の処理/ 授業参観/ 自活活動/ 謝恩会/ 通学の服装/ PTAの役員/ 学級PTAのまとめ役/ 家庭訪問/ 先生とのつき合い/ 先生に子どもの事を注意されたとき/ 宿題を出さない先生/ 体罰を加える先生/ 先生と話す機会が欲しい/ 学級の担任替え/ 帰国子女の教育/

       copyrght(c).子育てと育児.all rights reserved

スポンサーリンク