先生に子どもの事を注意されたとき

  学校四年生の男の子ですが、学校でも悪戯をはじめ何かと問題を起こし、先生から家へ電話がかかつてくることも度々です。先日も、先生に帰りなさいと言われて一人で帰ってきました。親としては、一人で帰宅途中に事故にでもあったらと心配ですし、先生の指導に疑問も感じます。先生に注意されたときは、親としてどのように対処すればよいでしようか。
 時代の移り変わりとともに教育も変わり、先生も変わりました。しかし、このごろ若い先生方が先生らしくないところを先生のよさとして生かし子どもの指導に当たっているすばらしい姿を見ると、やっぱり時代が変わっても教育にも教師にも、本質的に変わらないもの、変わってはならないものがあるのだと思います。
 ある時期、サラリーマン教師とか、デモシカ先生、クミアイ先生などとささやかれたこともありますが、学校現場を見ると熱心なすばらしい先生の陰に隠れていかがわしい先生もたくさんいることを知るのです。それは「当たりはずれ」と親が言う類のなまやさしいものではなく、授業そっちのけで株に凝る、カブキチ先生、暇さえあれば車を磨く、カーキチ先生、親でも教え子でも女と見れば手を出す、エロキチ先生、ふらふらと人の物が欲しくなる、ドロキチ先生、アル中先生、ナマケ先生など様々です。中にはノイローゼが高じた、キチガイ先生もいますが、マスコミもあきれてとりあげないのでしょう。
 先生であるだけに、直接かかわる親や子どもたちは耐えがたきを耐えているのでしょうか。
 「勤務時間中平気で無断外出するし、人に挨拶もできなければ、遅刻は常習、廊下を歩きながら物を食べている、あれでは生徒以下です。校内暴力が起こるのも当然です」と、ある中学校の事務員が語っていました。
 「教師も生身の人間なのだから仕方がない」では済まされないのは子どもと親、それに熱心な一般の先生方でしょう。
 こんな中で、子どもの面倒をこまごまと見てくれる熱心な先生が少なくなりました。宿題を出しても出しっぱなし、テストの作間の手をはぶいて市販のワークブックをプリントする、放課になれば一分でも早く子どもを家へ追い返す。子どもに自習させて手紙書きをする、子どもの行儀がわるかったり、勉強ができなければ親のせいにして文句を言う。子どもの管理に至っては注意が行き届かず親もはらはらさせられます。
 教師は、在校時の子どもについては管理に万全を期し、学習、しつけ、給食など一切について責任をもって指導しなければならないのが現在の日本の教育なのです。教師は軽率に責任を親に転嫁することがあってはならないものです。

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 学校を訪ねた親を立たせたまま横柄な態度で椅子にかけたまま応対する若い女教師の姿など珍しくなくなりました。このようなこのごろの教師気質の変化と同様、親の子に対する親意識、先生に対する父兄意識も大きく変わったように思います。
 やくざまがいに学校へ怒鳴り込む親、酒臭い息を吐きながら日曜参観に顔を出す親、親や子どもの非を棚に上げて告訴するとか、マスコミに流すと先生を脅迫する親、妻に逃げられわが子の担任の若い女教師の尻を迫いまわす父親など様々です。
 学校で起こった子ども同士のトラブルでケガをした子どもを手当して「管理不行届きで中し訳けありません」と、丁重に詫びる先生に感謝と好意を示している被害児の親が、「加害者の親は知らん顔して詫びもしない」とやり場のない怒りを担任にぶつけてきます。担任がそっと加害児の親に知らせてやると、すでに知っていながら、「学校で起きた子どものトラブルになぜ親があやまる必要があるのか」と、担任を怒鳴りつけます。
 学校からの連絡は一切見もせず協力もしないで文句だけ言う親、甘やかしの放ったらかしで生活規律が守れない子について家庭に協力を求めると「それは学校の指導がわるいからだ」と逆に先生を責める親、妻に逃げられた父親が子どもを置き去りにして何日も帰らず先生が子どもの面倒を見ている例もあります。ほんとに様々な親がいます。こんな親の指導は誰がしてくれるのでしょうか。
 親もしっかりしてもらわないと子どもは育ちません。何んといっても学校は学習指導が柱であり、先生方は学ばせなければならないノルマを背負っているのですから、学習の基本になる生活習慣のしつけに親は責任を持って欲しいものです。
 親と教師は子どもの成長を願う点で目的は一つであり、車の両輪なのです。密接な連携と協力はもちろん心の交流も必要です。
 そして、教師には教師の役割、親には親の役割があるのですから、その点をお互い確認し合い協力体制をもたなければなりません。それをお互い責任のなすり合いになっていたのでは子どもは伸びるものではありません。親も教師も時々ふり返って、子どもの前に姿勢を正す必要があります。
 四年生の子をどんな理由にしろ親に連絡なしに下校させることは誘拐、交通事故などを考えると児童管理上危険なことです。また、帰宅させること、授業させないことを罰として扱った点も教育上問題があり、プロの教師のとった措置として残念なことだと思います。
 しかし、学校での子どもの行動は明らかではありませんが、このような懲らしめの措置をとらざるを得なかった教師の悩みも考えて、親と教師は車の両輪の立場に立ち虚心坦懐にお互いをふり返り話し合うべきでしょう。理解し合えない場合は学年主任に相談することです。それでも納得できない場合は学級PTAか校長に相談して援助を求めるといいでしょう。いずれにしても話し合いにはお互い感情的、対立的にならないよう「子どもをよくすること」を頭において話を進めることです。
 当然、他の子どもにもかかかることであり、また教師のためにもなることですから、話し合いはきっと「雨降って地かたまる」といういい結果になることでしょう。

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