先生と話す機会が欲しい

 うちの子は世話のやける子で先生にも特別ご心配をかけていると思い、一度ゆっくりご相談したいと先生にお願いしていますが、なかなかその機会をつくってもらえません。個別面談では話す時間はありませんし、放課後でもと思うのですが学校の敷居が高いようで勇気がでません。どうしたらいいでしようか。
 学校の先生は、みんなロをそろえて「忙しい」と言います。給料をもらって働いているのですから忙しいのは当たり前だし、その点は他の会社も同じです。しかし、昔からすると学校も仕事が増え複雑化してきていることは確かですが、世間一般に「学校の先生は子どもに勉強を教えるのが仕事」と考えるようなものではなく「雑務が多すぎる」と言われるように、教える以外の仕事が先生を忙しくしています。
 職員会、校内研究会、学年会、地区研究会、PTA諸会議、授業参観、行事、学級事務、学校分掌事務など、会議や事務のない日はありません。これらの会議や事務は授業が終わり放課後にやるのですから四時近くまでは隙がなく、その間に成績物の採点をしたり、明日の授業の教材研究もしなければなりません。
 また、打合わせや研修のための出張があり、地区の指導的立場にある先生や校内の主任クラスの先生はそのうえに特別忙しい仕事を持っています。しかし雑務と言ってもみんな大事な仕事でどれも手を抜くことのできないものです。
 現状のように「雑務の合間に授業をする」のでは本末転倒だと痛感し、一週間に一日は会議も事務もない日を作るとか会議や事務の能率化、合理化を図るなど、どこの学校でも真剣に考えています。

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 会社にもいろいろな社員がいるように学校の先生にも「仕事さばきの上手なベテラン教師」「帰りの時間ばかり気にする教師」「夜なべをしてまで明日の授業準備をする教師」など様々です。中には、あたまから親との接触を嫌ったり、勤務時間外の親との面談には応じたがらない教師もいます。このような教師や、子どもの悪い所ばかり親にずけずけ言ったり、いばっていて愛想の悪い教師などは、とっつきにくく学校の敷居を高くするものです。一般的に先生方は忙しいでしょうが、学校の窓口にも、もっとサービス精神が欲しいように思います。
 しかし、親の方にも学校の敷居を高くしている面はないでしょうか。「子どもを人質にとられているから」とはよく言われることです。「子どもが世話になっているから先生に変な事を言うと子どものマイナスになる」などと考えて言いたい事も先生に言わない卑屈さが親にあるとすれば、それは学校の敷居を高くすることになるのです。
 親も教師に密着し、教師も親に密着した両者の深い理解こよって敷居を取り除くことが大切だと思います。
 最近、教育熱心な父母の多くなったのは喜ばしいことです。しかし、教師の中には「文句を言うだけで協力しない」「うるさくて子どもの指導がやりにくい」という声もあります。真の教育熱心とか協力するとはどうすることなのでしょう。大勢の子どもを教える教師の立場を理解し、親エゴを捨てて子どもを思う一筋で教師にぶつかるのであればおそらくどの教師も感動し親の求めに応じるはずなのです。
 教師の仕事はやれば限りないものですから熱心な先生ほど忙しいものです。だからゆっくり相談したいと思ったら、子どもに手紙を持たせるか、電話で要件を言って時間をとってもらうのがいいでしょう。予約の時刻には遅れないように行き、最初に「何分くらいいいでしょうか」と予定時間を決めて話し合いを始めることです。これは常識的なことですが、案外話し始めると止まらない母親がいて、先生は次の予定を控えてひやひやさせられることがあります。このルールを守ると次の機会も会いやすくなります。また学校へ電話をする時も時刻を考えてかけないと先生に迷惑をかけるものです。学校によっては授業中の電話は一切受けつけないようにしているくらいです。
 子どもの教育上の問題を相談するのですから率直に要点を訴えることです。長話しを聞きながら結局、母親が何を訴えたいのか判然としないことがよくあります。また、聞く側の先生が自分の子どもだけでなく他の大勢の子どもを指導している立場にあることを忘れないことです。
 相談する問題にもよりますが、先生と話し合ったり、指導を受けたことについてその後の経過を先生に報告したり、再度面談するなどして継続指導をうけるようにしましょう。
 どんなに忙しくても教師は、子どもに直接かかわる問題は何をおいても優先しなければなりません。親に子どもの教育を思う純粋な熱意さえあれば、必ず話し合う機会を作ってくれるはずですから遠慮せず、自信をもってお願いすることです。
 学年始めの一斉家庭訪問のほかにどこの学校でも随時の家庭訪問を予定しています。先生の方からの訪問を待つのではなく必要によっては親の方から先生に積極的に家庭訪問をお願いすることも望ましいことです。
 学級のお母さん方の総意なら、先生にお願いして定例あるいは随時の希望者による相談合や懇談会の機会を作ることもできるでしょう。
 心ある教師ならきっと時間をとってくれ、いろいろ指導してくれることと思います。
 このように子どもの教育のことで特別指導を受けたり、座談会、講演会、テレビ、書物などで子どもの指導上参考になることなどはその都度メモしておく習慣をつけましょう。それは熱意の表明でもあり、自分の勉強になることであり、育児の記録にもなるからです。一冊のノートを手にぜひ実践してみましょう。

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