落ちつきがない・内向的傾向

うちの子は落ちつきがない、という親は多いが、どのような状態を指して落ちつきがないというのかとなると、かなり様々です。
動作が粗雑で茶わんをわったり物を失くしてばかりいるときにもいうし、勉強や習い事が長続きしないときにも落ちつきがないといいます。軽率で約束を忘れたりする場合にも、好奇心が強くて興味が次々にかわる場合にも落ちつきがないといいます。
三〇代、四〇代の大人と比較すれば、一〇代のものは落ちつきがないのは当然です。中学生や高校生で動作が緩慢でいつも平然としているとすれば、それはそれで心配の種になります。一口に落ちつきがないと言い切ってしまう前に、どんな状態を指して落ちつかないといっているかを考えてみる必要があります。
親が強制してやらせると落ちつかないが、好きな本を読んだりテレビをみているときには夢中になっている、というような子供がいるものです。また、親の干渉が多く口やかましく注意ばかりしていると、その家の子供は落ちつかないばかりか依存性の強い状態になってしまいます。また、家庭の雰囲気そのものがざわざわしていたり争いごとが続いたりしていても、子供はひとつのことに集中できなくなります。刺激が多過ぎる場合も同様です。
幼少期にひきつけをたびたび起こしたり、何らかの病気をもっていると、動作に落ちつきがなくなりますが、このような身体的異常をもつ場合はそれほど多くはありません。むしろ子どもの動作が活発すぎたり好奇心が強過ぎたりしている場合に落ちつきがないといっていることが多い。病的な落ちつきのなさと、じっとしていられないくらい元気のいい場合とは、少し見ていれば何となくわかるものです。
異常さが感じられれば専門家に相談する必要がありますが、そうでなければ、その子供の環境に安定感があるかどうか、親の干渉が多すぎていないかどうか、子供が毎日の生活にどの程度満足しているか、などを考えてみることが大切です。

スポンサーリンク

小学校のころまでは快活で、来客でもあると喜んでよくおしゃべりをしていたのに、中学生になったら急に大人しくなってしまった、これはほとんどの親が成長しつつある子どもについて感じる印象です。決して異常でも変わった現象でもなく、むしろこの時期にみられる普通の変化です。
小学校の頃までは主な関心は外部の出来事にあって、自分自身について深く考えることはあまりありません。それが思春期になるころから、自分の性格、能力などの特徴がどのようなものであるかをほかの人と比較しながら考えるようになります。そして、これと関連して他人が自分をどうみるかということが気になってきます。こんなことをすると変に思われはしないかとか、きまりがわるい、はずかしいと思うことが増えてきます。人、特に年長の人を避けたがるのは、自分が観察の対象になり評価されるのが嫌だと思うからです。
自意識過剰という言葉があります。自分について考えすぎるということで、思春期に入りかかったものによくみられます。大人は彼らが考えるほど彼らのことに注目しているわけではありません。背が高くなったとか、女の子らしくなったというような評価もそれほど考えていわれたものではありません。しかし、子供はこのようなことでも気にするのです。自分自身がまだ不安定で自信がないという事情もあります。それだけに大人たちの目が恐ろしいのです。
以上のように、この時期に引っ込み思案になり自分の中に閉じこもるのは、ごく自然な成長の経過を示すものです。親として知っていて欲しいことは、少年たちが一面では人を避けながら、同時に自分を理解してくれる人を熱心に求めているということです。一見、内向的に見えても、この人は自分を理解してくれる人だと思えば、彼らは喜んで心か開き親にも言わないことを話すようになるのです。

思春期の心理的特徴/ 思春期の告白性と閉鎖性/ 思春期の微妙な人間関係/ 身長の問題/ 痩せている/ 肥満/ 食事の問題/ 睡眠の問題/ 考え方ややることがいつまでも子供っぽい/ 落ちつきがない・内向的傾向/ 劣等感と優越感/ 虚無的と無感動/ 神経質/ 嫉妬深い/ 男の子らしさ女の子らしさ/ 短気で乱暴/ わがまま/ 協調性/ 情緒不安定/ 学校の様子を話さない/ 反抗期/ 弟妹との不仲/ 家庭での孤立/ 個室の要求/ 下宿をしたがる/ 親を馬鹿にする/ 祖父母との関係/ 友達ができない/ 先生ぎらい/ クラブ活動/ 教室での孤立/ 学校ぎらい/ 進路指導/ 勉強の成果が上がらない/ 成績が下がる/ 塾・家庭教師/ 進学拒否/ 志望校の受験に失敗した/ 浪人生活/ 登校拒否/

       copyrght(c).子育てと育児.all rights reserved

スポンサーリンク