神経質

神経質という言葉は日常の生活でもよく用いられます。しかし、そのわりには内容のはっきりしない言葉です。例えば、旅行などにいって場所が変わると眠れないというときにも、爪がいつもきれいに切ってないとそれが気になって仕事ができないというときにも、神経質だといいます。また、自分が他人に言ってしまったことが相手を不快にさせたのではないかといつまでも考えたり、相手が冗談半分に自分にいったことを気にしたりするときにも、神経質だといいます。さらに、食器が少し汚れていたり、ハエがちょっととまったりするともう食事ができなくなってしまうような人も、神経質といいます。しかし、食べ物のことに必要以上にやかましく、その意味で神経質な人が、対人関係では鈍感であることもあります。また、他人の気持ばかり気にしているものが、どこででもよく眠り、少しぐらいの非衛生なことに平気だということもある。

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一口に神経質といってもその特徴は多様ですが、一般には次のような傾向が認められます。
まず、のびのびとした明るさや大まかなところがなく、心配することが多い。感受性が鋭く自分の内や外の変化を敏感に感じとってしまう。この点は重要な特色です。つまり、視力の良い人には悪い人には見えないような微細なものまで見えるように、神経質な人はほかの人が気がつかないことでも感じとってしまうのです。神経質だといわれる人にあまり頭の悪い人はいない。むしろ知的に優れている場合が多いのは、この感じとる心の働きが知能と関係があるからです。
また、神経質な人は、失敗したり予想通りにいかなかったりしたときに他人を非難したり攻撃したりしないで、落度は自分にあったのではないかと考えてしまう。弱気なのである。そのため、大事な場面であがってしまうということもあります。慣れた場所なら平気なことも、初めての相手や初めての場所では気かくれがしてしまうのです。
わずかなことで悩んだり、他人のことを考え過ぎて疲れやすく、身体の調子が悪くなったり眠れなくなったりしやすい。
また、平然としているとか泰然としているとかいうことの逆で、心のバランスが失われやすく、不安定になりやすい。何か言いたいことがあっても、これを言うとその人は自分のことをどう考えるかと気にしてしまってつい言いそびれてしまうのです。
神経質な人というと、どことなく線の細い血色のよくない顔立ち、沈みがちな表情、おどおどと落ちつかない視線などが連想されやすい。太っ腹とか豪快という感じの反対で、世間では神経質というとあまりいい特徴とは考えません。特に男子の場合は、自分でも神経質であることを気にし、人からそのように言われることを嫌い、そのためにわざと虚勢をはって神経質であることを隠そうとすることもあります。
しかし、神経質な傾向というのはかなり生まれつきのものである。特に敏感な感受性という特徴はそうである。神経質な特徴をとり除くということは容易なことではないのです。
確かに神経質な人は悩むことが多い。仕事をして客観的には立派にできているのに、自分ではなかなか満足できない。また、自分を過小評価しやすく、些細なことで挫折してしまいます。
しかし、これらの諸特徴は、同時に得難い長所です。その良心的で誠実な生活態度は、交際しているうちに友人だちから深く信頼されるようになります。豊かな感受性、デリケートな感覚、慎重にものごとを考える冷静さというような特徴は貴重なものです。
神経質な人を敵にしても少しも恐ろしくない。彼らは攻撃的になることがないからです。しかし、彼らを自分の友とすると、これは実に頼り甲斐のある信頼のできる友人です。親身になって相談にのってくれるし、しかもめったに出過ぎたことをしないからです。

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