嫉妬深い

嫉妬というのは、他人の優位を認めそれによって圧迫される感情、あるいは、自分のもつものを奪われる恐れです。やきもちをやくという現象も嫉妬のことで、幼い子供にも認められます。母親が親類の子供を抱いたりするとあわててそれを押しのけようとした経験は、多くのものがもっているものです。
嫉妬心が強くなるのは、自我意識が強くなり他人との比較に敏感になる思春期以降です。友人との関係が密接になり学校の成績を非常に気にするようになる中学生の頃から、嫉妬はとくに目だつようになります。具体的には、自分が好意をよせている異性の友人に他の友人も好意をもち、しかもその人のほうが自分より優れているのではないかと思われるような場合、あるいは、優等生とか運動の第一人者というような地位を維持したり獲得したいと思っているときに、有力なライバルが現われたときに生じます。
もともと嫉妬というのは、他人の方が自分より優位にある、あるいは、優位になりそうだということを認めた上で、積極的にこれを排除し蹴落としてやろうという激しい感情です。自分を相手と同じレベルかそれ以上に向上させようという努力ではなく、相手を自分以下のレベルにまで引きずりおろしてやろうという気持です。
嫉妬はある面で羨望と似ています。しかし、羨望は相手のようなすぐれた状態にない自分をやや悲観的にみる静的なもので、諦めるという要素を含んでいるのに対して、嫉妬はもっと動的で攻撃的な感情です。

スポンサーリンク

嫉妬することをいいことだと思っている人は少ない。嫉妬している自分自身を冷静にみると、多分みっともないとか恥かしいという気持をもつでしょう。そのため自分の行動が嫉妬にもとづいていることをなかなか認めたがらず、正義感によるものだと思っていることもあります。
嫉妬は人間関係に関して生じます。自分の力ではどうしても汲ばないと自覚している場合には嫉妬は生じません。競争することが可能であり、そのものの地位に自分もつける見込みがあると考えられたときに生じます。また、自分に満足しきっているものには嫉妬も生じません。
嫉妬心をもちやすいのは、他人に比べていつも自分が優れていたい、そしてそのことをみんなに認めてもらいたいという気持の強い人です。しかし、嫉妬深い人は、とかく競争者をけなし、その人の不幸をわかりようなことになりがちである。また、自分についての自慢が多く、しかもその自慢話の内容を無理に認めさせるような強引さがあります。
嫉妬深い人は、一般に平均以上の知能、能力、容姿などをもっています。しかし、この人たちの話には嫌みがあり、心の中に冷たいものがあるので、友人からは敬遠されたり嫌われたりしやすい。
嫉妬はときとして強い原動力となります。友人の劣位に甘んずることを嫌い、友人よりも一歩でも前に進もうとする積極的な態度にもなります。しかし、他面、前述したように温かみに欠け、協調性も乏しく、相手を油断させて自分が勝ちたいという気持が見られるので、なかなか友情には恵まれません。
また、年齢が上になるにつれて嫉妬心をそのままあらわした直接的攻撃は少なくなり、けちをつける、冷笑する、中傷するというような間接的な形で表現されるようになります。
嫉妬は、実力以上のことを期待させたり競争心を強く植えつけられた子供に見られやすい。したがって、親の育て方によって左右されやすい特徴です。嫉妬心の強い子は、いつも友だちと自分の比較ばかりしていて、本当の自分は何かということを考えない。大抵の場合、心にたくさん不平や不満をもっています。この不満や不平を、おだやかな雰囲気で聞いてやりつつむように愛してやることが大切です。

思春期の心理的特徴/ 思春期の告白性と閉鎖性/ 思春期の微妙な人間関係/ 身長の問題/ 痩せている/ 肥満/ 食事の問題/ 睡眠の問題/ 考え方ややることがいつまでも子供っぽい/ 落ちつきがない・内向的傾向/ 劣等感と優越感/ 虚無的と無感動/ 神経質/ 嫉妬深い/ 男の子らしさ女の子らしさ/ 短気で乱暴/ わがまま/ 協調性/ 情緒不安定/ 学校の様子を話さない/ 反抗期/ 弟妹との不仲/ 家庭での孤立/ 個室の要求/ 下宿をしたがる/ 親を馬鹿にする/ 祖父母との関係/ 友達ができない/ 先生ぎらい/ クラブ活動/ 教室での孤立/ 学校ぎらい/ 進路指導/ 勉強の成果が上がらない/ 成績が下がる/ 塾・家庭教師/ 進学拒否/ 志望校の受験に失敗した/ 浪人生活/ 登校拒否/

       copyrght(c).子育てと育児.all rights reserved

スポンサーリンク