わがまま

他人の迷惑を考えないで、自分の要求や主張だけをどこまでも押し通そうとする自己中心性の強い人のことを、わがままといいます。社会的協調性に乏しく、友だちがみんなで相談して決めたことでも、気にいらないといっしょにやろうとしない。そのため、敬遠されたりやっかいもの扱いをされがちです。
一歳前後の子供の様子をみればわかるように、子供はわがままなのものです。自分のしたいこと、自分の要求だけを考え、相手の立場を考えない。また、待つことができず性急に要求の実現をはかります。
ところが、成長するにつれ、子供は体験を通じて、世の中には自分以外の人間がおり、自分がしたいと思ってもある場合には我慢しなければならないことがあるのだ、ということを学んでいきます。このように考えればわかるように、中学生、高校生になってもわがままといわれる人は、幼児期的な性格が大きくなっても残っている状態なのです。

スポンサーリンク

親に溺愛され、欲しいものは何でも与えられたりやりたいほうだいのことをして育った子供は、わがままな子になりやすい。つまり、自分の要求をコントロールすることを学ぶ機会を持てなかった子供たちで、親の育て方に問題があるということになります。
長子やひとりっ子、両親が年をとってから生まれた子、前の子が亡くなったあとで生まれた子、生まれつき身体が弱かったり不自由であったりした子供、あるいは幼い頃から利口そうで将来に大いに期待をかけられている子供などが、甘やかされてわがままになりがちです。また、父親と母親の間がうまくいっていないがその子供がいるためにどうにか夫婦のつながりが維持されている場合、その子供を育てることだけが親の生きがいになっている場合、親が家庭の外の仕事で多忙でありそのことを子供にすまないと思っているというような場合にも、わがままな子供がつくられやすい。
わがままなことが仕方のないこととして許されるのは、せいぜいべ二歳の頃までである。友達と遊ぶようになると、ひとつのものを順番に使ったり、自分の物を貸したりしなくてはならなくなります。そして、それができなくて自分のしたいことだけやるわがままな子供は、だんだんと仲間から嫌われ疎外されます。この段階で、たいていの子供はこれでは駄目だと気がつき、自分を改めようとします。
ただ、例外的に、わがままであっても知的発達がよく成績も抜群である子供、体力的に優れていて腕力の強い子供、あるいは女子で容貌がすばらしく美しいなどという場合には、そのわがままな対人態度もみんなから仕方がないこととして認められてしまうことがあります。そして、本人は、クラスの中の専制君主あるいは女王のような存在になります。もっとも、学校生活を終えて社会人になるころには手痛い打撃を受けることもあります。
どのようなことについてわがままであるのかにもよりますが、なるべくひとりで生活させて自分を凝視させる時間をつくるのが効果的です。いつも見慣れている家庭の人以外の人と生活するうちに、自然に自分の幼稚さに気がつくようになります。下宿させる、寮生活を体験させる、合宿に参加させるというのが、具体的な方法です。
わがままな子供は、たいてい依頼心が強く、甘ったれです。そして、同時に自己評価が高く、自分を実際以上にみせかけようとする傾向が強い。したがって、わがままな行ないを叱るときでも、人前で叱ったり友だちと比較したりして本人のプライドをきずつけてはならない。悪いところを具体的に指摘したうえで放流しておくと、やがて自分の欠点に気がついて態度ががらりとかわることがあります。
また、わがままといわれる子供は、一般に強いエネルギーをもっています。これを抑えつけてはなりません。むしろこのエネルギーをルールのあるスポーツなどで発散させ、それを通じて協調性を身につけるようにしてやりたいものです。

思春期の心理的特徴/ 思春期の告白性と閉鎖性/ 思春期の微妙な人間関係/ 身長の問題/ 痩せている/ 肥満/ 食事の問題/ 睡眠の問題/ 考え方ややることがいつまでも子供っぽい/ 落ちつきがない・内向的傾向/ 劣等感と優越感/ 虚無的と無感動/ 神経質/ 嫉妬深い/ 男の子らしさ女の子らしさ/ 短気で乱暴/ わがまま/ 協調性/ 情緒不安定/ 学校の様子を話さない/ 反抗期/ 弟妹との不仲/ 家庭での孤立/ 個室の要求/ 下宿をしたがる/ 親を馬鹿にする/ 祖父母との関係/ 友達ができない/ 先生ぎらい/ クラブ活動/ 教室での孤立/ 学校ぎらい/ 進路指導/ 勉強の成果が上がらない/ 成績が下がる/ 塾・家庭教師/ 進学拒否/ 志望校の受験に失敗した/ 浪人生活/ 登校拒否/

       copyrght(c).子育てと育児.all rights reserved

スポンサーリンク