協調性

協調性のない子供は、野球とかサッカーのようなグループで行なうスポーツは苦手で、自分もやりたがらず、友だちもメンバーに入れたがりません。
親は、子供が友だちの話をしないとか、友だちが家にこないしこちらからも行かないということから、このことに気がつき、あれこれと心配します。協調性のつくられなかった原因としては、次のようなことが考えられます。
第一は、過保護でわがままに育てられた子供です。仲間と仲好くやっていくためには、自分をときに抑えることができなくてはなりません。自己主張ばかり強くて相手を受け入れる度量と忍耐に欠けるものは、協調性に欠けるということになります。
第二は、競争心が強すぎるという場合である。人に負けたくないという気持は自然のものであるが、この程度が著しくなると友だちとの間にいつても緊張状態ができることになります。病気で学校を休んだ友だちが休んだあいだの授業について聞いても、競争相手に有利になることは知っていても教えないというような態度がとられることがあります。友だちに負けてはいけないと親から口癖のようにいわれ、成績のことをやかましくいわれていると、このようになってしまうのです。

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第三は、内気で気が弱すぎるという場合です。わがままなものの反対で、当然、自分が言うべきこと、言わなくてはならないことも、気おくれがして言えなくなってしまいます。そのため、友だちの要求ばかり押しつけられてしまい、それに不承不承したがわなくてはならなくなります。それがいやなために、友だちとつき合うことを避けるようになり、ますます協調性がなくなってしまうこともあります。
第四は、友達との能力が離れ過ぎている場合です。例えば、知能や学力が同年配のものより著しく優れている子供は、友だちとつき合うことに興味を感じなくなります。関心も違うし、話題も別のものになってしまうのです。こうした子供は、友だちを軽蔑したり憐れんだりする。友だちは、彼に一目おいても親しみを感じません。友情の成立に必要な共通性がないのです。これと逆に、能力が友だちより極端に劣っている場合にも、協調性はつくられません。
協調して何かをするためには、仲間全休の能力がほぼ均質で、しかも各人の特徴が相補うような関係にあることが理想的です。
そのほか、極端に乱暴であったり、甘えっぽかったり、情緒的に不安定であったり、陰険であったりするなど、要するに友だちから嫌われやすい子供に協調性を期待するのは困難です。
協調性のない子供は、原因がわかれば解決策が見出されるが、それよりも大切なことは、協調性というのはどの程度必要かということです。とかく協調性のある子供は明朗で、クラス中での人気もあり、好ましい子供と考えられがちです。これに対して、協調性のない子供というと、陰気でひねくれた可愛いげのない子供だとか意地悪で乱暴な子供が連想されやすい。
しかし、器用にそつなく交際できる中学生や高校生よりも、自分の意志や考えをもったものの方が将来性はあるのではないでしょうか。単なるわがまま、利己的な競争心、小心などにもとづく非協調性は、心理的な未成熟によるものです。安易に妥協したり付和雷同することが協調性と考えられやすい現在では、若いうちからこのようであるよりも、正義感にもとづく怒りとか自分の信念を反対するもののあることを承知で主張するような、骨っぽさが青年には必要であるともいえます。

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