弟妹との不仲

中学生になるとイライラすることが多くなります。特に中間試験や期末試験の前などには、この傾向は著しくなります。好きなことはできないし、勉強しなければならないし、親からは成績のことでいろいろ言われるしというわけで、中学生がイライラするのも同情できます。このイライラのはけ口に弟や妹が選ばれます。弟妹をからかったり、嫌がることを言ったりします。弟妹が反撃にでれば、たたいたり、蹴飛ばしたり、身体的攻撃を加えます。親とちがって弟妹は自分より体力、知力ともに劣っているということを十分に知っていて弟妹をいじめます。親のように厳しく叱ることはないし、友だちのように激しく反撃してくることがないので、気楽にいじめられます。
親はこの事情がよくわかるので、なんで弱いものいじめをするのかと上の子を厳しく叱ったりします。すると、上の子は今度は親もまきこんで親や弟妹にあたりちらすということになります。あたりちらされたり、いじめられる方は、全く迷惑しごくですが、上の子としては家庭外の生活での精神的緊張をこのような形で発散しているわけです。つまり、上の子の精神衛生の役に立っているのです。
親からみると弟妹が理由もなくいじめられているようで、上の子はけしからんということになりますが、叱ったところで簡単に言う事を聞くわけでもないし、かえって騒ぎが大きくなります。これも兄弟けんかの一種とみなして、上の子をたしなめる程度にしたほうがよい。そして、弟妹には、析にふれて、なぜ上の子がイライラするのか、あたりちらすのかを説明し、悪口をいわれてもなるべく聞きながすようにしむけるのがよい。特に上の子の機嫌が悪そうな日は、あたらずさわらずに敬遠しておくようにいいきかせます。こういう状態は、それほど長く続くわけではない。上の子が高校二年ぐらいになれば、弟妹いじめも治まってくるものです。

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父親か母親か、どちらか一方とは絶対に口をきかないいという子どもがときどきいます。口をきかない対象には、父親が選ばれることが多い。父親と子供のあいだの直接のコミュニケーションが行なわれなくなってしまい、意志の疎通は母親を経由して行なわれるので、たいへん不便です。
親から厳しく叱られたり批判されたあと、子供がふてくされて片方の親と口をきかなくなることはよくあります。こんなときは、一日か長くても二、三日たつと、どちらからともなく自然に会話が復活することが多い。
口をきかないのは、反抗の一種と考えてよい。反抗には、いうことをきかない、口ごたえをする、悪口をいうなど直接的な反抗もありますが、口をきかないという形をとることもあります。口をきかないと、親がそわそわしたり困ったりするからです。
長期間口をきかないのは、反抗の程度が強いことと、ロをきくきっかけを子供も親もつかむことができずそれが習慣のようになってしまったことによります。
口をきくきっかけは、やはり親のほうがつくるべきです。子供はふてくされ、かたくなになっています。なんでいまさら口がきけるかと思っています。親は大人だから、こだわりをすてることも、見栄や意地をはるのをやめることもできます。機会あるごとに、子供に話しかけてみる。もちろん、子供は聞こえないふりをして無視するでしょう。親はそこで怒ってはいけません。子供を叱りつけたり口をこぼすのだったら、はじめから話しかけぬほうがよい。無視されても黙殺されても、くりかえし言葉をかけます。
また、子供の反抗の理由を考えてみることも必要です。親の生活のしかたがどうしても是認できないというような、深刻な問題で反抗しているのかもしれません。親の側に非があるときは、親の生活を変えることも考えねばなりません。
いずれにしろ、話が楽しいという雰囲気を家族のなかにつくることが前提となります。

思春期の心理的特徴/ 思春期の告白性と閉鎖性/ 思春期の微妙な人間関係/ 身長の問題/ 痩せている/ 肥満/ 食事の問題/ 睡眠の問題/ 考え方ややることがいつまでも子供っぽい/ 落ちつきがない・内向的傾向/ 劣等感と優越感/ 虚無的と無感動/ 神経質/ 嫉妬深い/ 男の子らしさ女の子らしさ/ 短気で乱暴/ わがまま/ 協調性/ 情緒不安定/ 学校の様子を話さない/ 反抗期/ 弟妹との不仲/ 家庭での孤立/ 個室の要求/ 下宿をしたがる/ 親を馬鹿にする/ 祖父母との関係/ 友達ができない/ 先生ぎらい/ クラブ活動/ 教室での孤立/ 学校ぎらい/ 進路指導/ 勉強の成果が上がらない/ 成績が下がる/ 塾・家庭教師/ 進学拒否/ 志望校の受験に失敗した/ 浪人生活/ 登校拒否/

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