祖父母との関係

中学生が祖母にむかって、働かざるもの食うべからずだから、食事をする権利がない、といったので、祖母は自殺をしたという事件がありました。新聞に報道されたこと以上に複雑な事情があったかもしれませんがが、一般に思春期の子供と祖父母との人間関係をよいものにするのは難しい。
子供は親に反抗するのと同じように、祖父母に反抗します。親はある程度思春期の子供の反抗を理解しているし、一家を支えているという自信にもとづく余裕もあります。祖父母にはそれがありません。また、子供は弟妹をからかうのとかなじように祖父母をからかいます。弟妹はケンカになれているし、現代の子供の使う言葉をよく知っています。からかわれてもそれほど深刻にうけとってはいません。現代の子供の使っている言葉は、老人にとってはきつすぎるし、目上のひとに対して決していってはならないと教えこまれたものです。
年をとると、精神構造は幼くなります。耐えたり聞きながしたりすることができにくくなります。祖父母は、子供に反抗されたりからかわれると、カッとなり夢中になって子供に対抗しようとします。
子供は祖父母を両親や弟妹と同じに扱います。ここに食い違いがあり、子供と祖父母の関係は悪くなります。

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両親は、祖父母と子供とのあいだにあってこの両者の難しい関係を調整しなければなりません。両親の年齢は祖父母と子供の中間にあるから、どちらの立場も一応理解できるはずです。子供には祖父母の気持や心理を説明し、年よりは扱いが難しいことを理解させてほしい。しかし、祖父母のために子供のほうがすべての点でがまんをしろと強制するのは無理です。そんなことをいうと、子供の反抗に油を注ぐことにもなりかねません。また、祖父母にも、思春期の子供の心が不安定なこと、反抗的になることを説明し、子供に対してあまりむきにならないように説得しなければなりません。
思春期の子供は、血のつながった実の親でもたいへん扱いにくい存在だから、血のつながりのない義理の親としてはどうしたらよいのかわからないという考えがあります。特に日本では、血は水よりも濃いということわざもあり、血のつながりを必要以上に強調することもあります。しかし、実際に子供の性格形成に重大な影響を与えているのは、誰の子供として生まれたかということではなく、誰にどのように育てられたかということです。生みの親より、育ての親ということわざもあります。血のつながりにこだわらない ほうがよい。
義理の親といっても、いろいろな場合があります。子供のない両親のところに養子に来たという場合もあるし、再婚した親についてきて片方の親にとっては実子である場合もあります。それぞれの場合によって、おこる問題に違いはあるし、それに対処する方法も同じではありません。しかし、いずれの場合でも、親が血のつながっていないことにとらわれてはいけません。親が血のつながっていないことを意識すれば、子供もそれにこだわる。実子であろうがなかろうが、家庭教育やしつけが違ってくるということはありません。子供を育てるものの責任として子供をしつけ教育しなければいけません。義理の両親であっても、子供の扱いは実子の扱いとまったく同じであってよい。
子供が親に反抗するときに、その手段として血のつながらないことを持ちだしてくるかもしれません。親としては、それにまったくこだわっていないという態度をみせてほしい。例えば、お前は養子だからお父さんがこうするのだというが、そんなことはない。私はかりに実子がいても、今と同じことをいうだろう。私は実子だろうと養子だろうと躾の仕方を変えるようなことはしない。といいきかせます。
血のつながりのないことをどんなときに子供に教えるべきかという問題もありが、親のほうにこの、こだわりがなければ、いつであってもよいでしょう。

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