先生ぎらい

先生が嫌いになる原因は、入学、進級、組がえなどによる新しい先生との出会いにあることが多い。
小学生のころ親から、先生とおまわりさんを威し道具にして育てられた子供が成長して中学に入った場合、先生に対しての先入観は、まず尊敬すべき存在ということです。こういう先入観を持っていると、先生に意識して身構えた姿勢で接することになります。こうした関係の中で教室で教師に対したとき、先生の発する一言半句が嫌悪の根源となります。例えば自分の姓名を間違えて呼ばれた、容姿などを茶化され級友から笑われた、教師の言葉によってプライドを傷つけられた、指名されて思うように答えられなかった、そんなとき級友たちに笑われた、テストの結果が思ったような成績でなかった。特に隣の友達と同じように答案を書いたつもりなのに、自分にはからい点がつけられていて、その理由がはっきり説明され ない場合など、さまざまな場合があります。

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小学校時代の専門教科の担当は、音楽、家庭科といったごく限られた教科だけで、他の教科はすべて一人の担任教師から習っていた。そこで中学にはいって科目ごとに別々の先生から習うようになると、いろいろな個性をもった先生を知らされるわけです。そのときの第一印象がよくなかったりあまりにも厳しい言動のためとっつきにくい先生であると、それが先生ぎらいの原因になったりします。やがてはそれがその教師の教科と結びついて教科ぎらいに発展し、成績不振に結びついていきます。
この時期は自己主張ができるようになるので自分の好みがはっきりしてくるし、好みも片よりやすいので、親や周囲の人々は言動を慎重にする必要があります。
中学生のころは、とかく自分中心に物事を考えやすいので、何ごとも非は相手にあるように思いこみがちである。級友たちも、一歩隔たった存在である教師より仲間のほうに同情するために、こうした仕うちを受けた生徒に同情的な言葉を吐きます。したがって、当人はその同情が支えとなって、だんだん先生ぎらいのほうに気持がかたよってゆきます。
一方、親も子供が小学生のときほど学校に出入りしなくなるし、耳にするのはうわさがほとんどといった状態になります。上続生の親から聞かされたうわさをもとに、家庭内で先生の品定めをします。あたらずとも遠からずの例えで、子供は級友などと根拠のはっきりしないうわさをたしかめ合いつつ教師に対する不信感をますます増幅してゆきます。このようにして子供の心は教師から遠ざかってしまいます。ひとたび遠ざかり嫌いになった先生との間を良いものになおすことは大変難しい。なぜならば、生徒が先生に求めるものと先生が生徒に要求するものとの間にはひらきがあり、お互いの求めるものがくい違っているからです。こんなとき親は、自分の人生経験をもとに教育の現状や人の見方を一面的でなく多方面から見つめることの大切さを少しずつ教えてゆきます。たとえば、厳しい先生ほど将来の思い出につながることを話すとよい。そして、子供といっしょに考えていくという姿勢をもつことが必要です。教師も生徒との心のつがりをもち互いの信頼感を育てるよう心のふれ合いを大切にしていく心がけを持たねばなりません。
教師を信頼し心が結びついた場合は、生徒が授業中の黒板の文字をノートに写しても自然にその先生の字体に似てくるものです。どうしても教科に身がはいらないために成績不振におちいっている子供に対しては、教科、担当教師という結びつきを切り離させる感必要があります。これは大変難しいことではありますが、第三者の手を借りて、その教科自身のおもしろさを授業とは別な角度から見つけ出せるような配慮がほしいものです。そうしたことにより教科にすこしでも興味が持てるようになれば、やがて自学自習へとつながる道も開けてきます。ようするに、先生が嫌いだからその教科も嫌いという考え方では子供自身が損をすることになります。教科はその先生のためにのみあるものではありません。先生が気にくわないからその教科が嫌いというのは幼稚な考えだ、ということを知らせるべきです。

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