学校ぎらい

学校へ行きたがらない子が増えています。女子より男子に多いといわれます。学校へ行きたがらないのは、学校へ行かず好きなことをして遊んでいるのとは違う。こういう子供の性格は積極的で、親は子供を放任しているものが多い。怠学の子供はよろこんで外出する。しかし、学校へだけは行かないのが特徴です。それに対して、学校ぎらいな子は、内気や内弁慶で、神経質な性格をもっています。親の子供に対する態度は、保護過剰であることが多い。また、学校ぎらいの子は、学校だけではなくほかの所へでかけるのも好まず、家の中でじっとおとなしくしていることが多い。
学校ぎらいが目立つようになったのは、昭和三〇年ぐらいからといわれています。それ以前にも、学校ぎらいの子供はいたはずです。しかし、あまり問題になりませんでした。なぜでしょうか。次のようなことをいったひとがある。民主的な世界に自律的に存在するのは、封建的な世界、または絶対主義的な世界に従属的に存在するより、はるかに難しい。
昔は、子供は学校へ行くべきものという、だれか偉い人がきめた規範がありました。それは、なぜそうなのかなどという疑問をさしはさむ余地のない絶対的なものでした。学校を怖がっている子供がいても、学校へ行きたくないなどとはどうしても口に出せない雰囲気がありました。現在では、学校へ行き勉強する意味を自分自信でみつけ、自分自身を納得させなければなりませんない。これは決してたやすいことではありません。

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親が子供の生活にあまり関心をもたず放任されて育った子供が、学校や勉強の意味を見出せないと、学校や勉強をさぼり反社会的な行動をとることが多い。不純異性交遊などを皮切りに、次第にいわゆる非行へとエスカレートしていきます。一方、親は 子供の生活に関心をもち、子供に大きな期待をかけ、子供も親を尊敬し、まじめな態度で暮らしてきた場合には、反社会的な行動をとることは少ない。しかし、学校や勉強の意味をみつけだすことができないと、学校ぎらいという行動があらわれます。
学校ぎらいの子は、心のなかにどこか弱いところがあります。自律的に生きていく力が十分に発達していません。この力がついていくように周囲の人は手助けをしなければなりません。
学校ぎらいの子は、ましめすぎるほどまじめである場合が多い。自分が学校をきらっていて、よろこんで学校へ行けないことを悩んでいる。多くの同級生のように学校へ行けるようになるために、なんとかしなくてはいけないと考えている。親としては、なんとふがいない子供かと思うかもしれません。けれども、ただむやみやたらに叱りつけてみても、あまり効果はありません。子供は、自分が元気に通学できないのは問題であることを知っています。そのことについて、さらに親からいわれれば、無力感が強まるばかりで、自律的に行動する力はついてきません。
親も子供と一緒に考えるという姿勢をとってほしい。なぜ学校が嫌いになったのかというあたりから、子供といっしょに冷静に考えてみる。いままでの親の育てかたがよくなかったのかもしれない。親として反省すべき点があったら、親もあらためていかなければなりません。学校へ通うことの意味や勉強することの意義についても、親の考えを一方的に押しつけるだけではいけません。子供自身が心の底から納得できなければ意味はありません。親の考えをいいきかせるのではなく、子供自身に自発的に考えさせ、結論をださせることが重要なのです。
実際に学校を休むようになったら、親以外の第三者の助力が必要となります。まず、子供の担任や生活指導の先生と相談してみます。それでも効果のない場合は、専門の機関の精神科医や臨床心理学者の助力を求めます。こういうひとたちは、子供と話しあいを繰り返して、子供の心の中に自律的な方が育っていくように子供を援助してくれます。恥かしがらずに、積極的に利用しましょう。

思春期の心理的特徴/ 思春期の告白性と閉鎖性/ 思春期の微妙な人間関係/ 身長の問題/ 痩せている/ 肥満/ 食事の問題/ 睡眠の問題/ 考え方ややることがいつまでも子供っぽい/ 落ちつきがない・内向的傾向/ 劣等感と優越感/ 虚無的と無感動/ 神経質/ 嫉妬深い/ 男の子らしさ女の子らしさ/ 短気で乱暴/ わがまま/ 協調性/ 情緒不安定/ 学校の様子を話さない/ 反抗期/ 弟妹との不仲/ 家庭での孤立/ 個室の要求/ 下宿をしたがる/ 親を馬鹿にする/ 祖父母との関係/ 友達ができない/ 先生ぎらい/ クラブ活動/ 教室での孤立/ 学校ぎらい/ 進路指導/ 勉強の成果が上がらない/ 成績が下がる/ 塾・家庭教師/ 進学拒否/ 志望校の受験に失敗した/ 浪人生活/ 登校拒否/

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