進路指導

公立中学から高校への進学の場合と就職の場合とを考えてみます。この時期には、まだ自分の将来の見通しははっきりわかっていません。悩みをたずねられても、はっきりとは表現しにくいときです。また、親や教師の不用意な言動によって一喜一憂し動揺しがちなときでもあります。
中学校では、進路指導の時間が設定されています。道徳、進路指導とのかみあわせで、年間一二、三時問から一五時間程度が各学年に配当されています。その時間がうまく活用されていればよいが、一般的には必ずしもそれで十分だとは言いきれません。
また、各学年で最小限一度は成績や進路についての懇談会が実施され、担任と個別に話合いが行なわれるのがふつうです。三年生になると、特に激励の意味もかねて校長、担任、親、子の四者での話合いを実施する学校もあります。しかし、その席では目前の高校進学のことに焦点がしぼられるため、受験校のランクを上げるか下げるかに重点がおかれ、とにかく合格させるための相談にかわってしまうことが多い。この時点になると、学校側では詳細なデータにもとづいて地区の高校合格の可能性が検討されています。そのために、本人も親も担任の指示を一方的に聞くということが多い。このときになってあわてないために、日常、家庭内で本人との話合いを十分にすませ、本人が悩むことのないようにする配慮が必要です。最終段階にきて担任に無理じいして有名高校にわが子を入れたがり、担任や校長とトラブルをおこすことは望ましくありません。
背伸びして進学させても、あとあと子供が成績不振で泣く結果になりかねません。原則として担任の指示に従うほうが得策といえます。

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学内で就職者を数えると、ふつう在席者の数人程度という状況です。中学校では、職業指導主事とよばれる就職生担当教師が主として窓口になって生徒の就職の世話にあたることになっています。
このため、学級担任は進学者のほうに目が向きがちになり、就職希望生は見捨てられたと悩んだり不満を持つ場合があります。そこで、就職希望生こそ早く実社会に巣立ち社会から直接刺激を受け影響をうけるのであるから、社会のルールを守る人間であるように導く必要があります。個人をとりまく社会には種々のルールがあること、社会の秩序を保つためには個人的要求はある程度がまんしなければならないことなど、社会生活に必要な行動のしかたを敦えるべきです。そして、互いに理解し合い助け合っていく社会性を伸ばすよう心がけさせます。
家庭においても、なるべく早い時期に子供が自然な状態ですなおな気持から意見が出せる雰囲気をつくり出しておき、子供の将来に対する考えを聞いておく必要があります。この場合、親は一方的な考え方や否定的なものの言い方をさけ、経験にもとづいての暖かい助言を与えるように心がけてほしい。
進路選択は、決して親の世間体で決めるものではない。子供の将来の職業を一応最終の目標とした場合、将来何をする人として社会に出るかを考えさせ、その線にそって家族で話合いの場を持つようにしたいものです。
話合いの中で、子供が自分の能力を考慮にいれたうえで従事したい職業を次第に明確にしていけばよい。親は適切な方向づけができるよう、よい助言をしてほしい。
当人もまた、その意見をもとに将来のための基礎学力を身につける努力をする必要があります。親はさらに、子供の状態についての情報を得るとともに、身近に子供が志望する方面での先輩がいたら、関連する情報を得させるため話し合わせる機会をつくることも必要になります。

思春期の心理的特徴/ 思春期の告白性と閉鎖性/ 思春期の微妙な人間関係/ 身長の問題/ 痩せている/ 肥満/ 食事の問題/ 睡眠の問題/ 考え方ややることがいつまでも子供っぽい/ 落ちつきがない・内向的傾向/ 劣等感と優越感/ 虚無的と無感動/ 神経質/ 嫉妬深い/ 男の子らしさ女の子らしさ/ 短気で乱暴/ わがまま/ 協調性/ 情緒不安定/ 学校の様子を話さない/ 反抗期/ 弟妹との不仲/ 家庭での孤立/ 個室の要求/ 下宿をしたがる/ 親を馬鹿にする/ 祖父母との関係/ 友達ができない/ 先生ぎらい/ クラブ活動/ 教室での孤立/ 学校ぎらい/ 進路指導/ 勉強の成果が上がらない/ 成績が下がる/ 塾・家庭教師/ 進学拒否/ 志望校の受験に失敗した/ 浪人生活/ 登校拒否/

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