勉強の成果が上がらない

ただ漫然とたくさんの問題を解こうとするよりも、問題の教は少なくてよいから一つ一つの問題を噛みしめるというのが最善の方法です。また、学習の時間の長さをきめずにだらだらやるよりも、毎日短時間でもよいから時間の長さをきめて、その時間内に集中的に学習するという習慣を早くつける方が、やはり効果的であるといえそうです。
したがって、もし机に向かっている時間が長いのに効果があがらないのであれば、思い切って机に向かう時間を含め、その代りその時間内全力を注ぐとい う態度を身につけるのがよいでしょう。それにつけても、学校で教師が生徒に教えなければならない教育内容が多すぎるというのは大きな問題です。内容を精選し、必要最小限のことを確実に身につけるということの方がはるかに大切なことだといえます。
よく勉強に身を入れるためには、勉強のできる条件、例えば勉強部屋をつくる、机の位置をきめる、机の上を片づける、エンピツをきれいに削って並べる、参考書を買いそろえる、などをととのえるのが先決だと考えている子供がいます。それから、何々さえなければ、自分はうんと勉強できるんだが、弟がうるさくしなければ、試験さえなければ、宿題さえなければ、などとか、逆に、何々さえあれば、自分は一〇〇点とれるのに、事典さえあれば、勉強部屋さえあれば、ときにはよい頭さえあれば、というのまでいいわけをする子供もいます。
いずれも勉強する気がない子供です。だから、机の前にすわったのはいいがあれこれと頭の中でよけいなことを考え、また実際に机の上の片づけをはじめて、肝心の勉強の方に心がうつっていかないということになります。結果的に、机に向かっている時間、つまり頭の中であれこれと不要な弁解をしている時間は長いのに効果はあがら、ないということになります。

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勉強の仕方がわからないということは誰もが体験することです。小学校では最上級生であったのが、中学では再び一年生になる。連動場には大人みたいな上級生かいて、ときどき自分が聞いたこともないようなことを話している。教官の机も小学校のそれよりひとまわり大きい。中学に入学してしばらくのあいだは、多くの子供たちが新しい環境に違和感を覚えます。
小学校の頃ともっとも違うのは、教科によって先生が違うことである。小学校では、大体においてひとりの先生が全教科を担当した。それがここでは毎時間違った顔の先生が現われます。声も違えば教え方も違います。中学とはそういうところだと聞いていても、しばらくのあいだは戸惑いを感じます。そして、先生によって言うことが違う。たとえば、A先生は自分のいうことをよくノートに書きなさいというが、B先生はノートに書くより先生の言うことをよく聞きなさいという。このようなことをおもしろいと思う新入生もあるが、途方にくれてしまう子もあるわけです。
ごく一般的にいうと、中学の先生は小学校の先生ほどこまかな世話をしてくれません。甘えた気持で近づいていっても相手になってもらえない。さらに、英語をはじめとする新しい教科がある。このような事情に加えて、友達が変わったり通学時間が長くなったりして生活環境が大幅に変化し、過剰な緊張のために新入生は心理的にも身体的にも疲れてしまいます。勉強の仕方がわからないと弱音をはくだけでなく、不眠を訴えたり下痢をしたり食欲がなくなったりすることもあります。
このような徴候はまじめで神経質な子供ほど著しいが、時間がたつにつれてたいていは慣れていくものです。家庭でも、その子の張りつめた緊張を緩和させることに気を使い、勉強の仕方などの相談相手になってやることが大切です。大学生などを家に招いてその人の中学時代を語ってもらうのも、非常に有効です。

思春期の心理的特徴/ 思春期の告白性と閉鎖性/ 思春期の微妙な人間関係/ 身長の問題/ 痩せている/ 肥満/ 食事の問題/ 睡眠の問題/ 考え方ややることがいつまでも子供っぽい/ 落ちつきがない・内向的傾向/ 劣等感と優越感/ 虚無的と無感動/ 神経質/ 嫉妬深い/ 男の子らしさ女の子らしさ/ 短気で乱暴/ わがまま/ 協調性/ 情緒不安定/ 学校の様子を話さない/ 反抗期/ 弟妹との不仲/ 家庭での孤立/ 個室の要求/ 下宿をしたがる/ 親を馬鹿にする/ 祖父母との関係/ 友達ができない/ 先生ぎらい/ クラブ活動/ 教室での孤立/ 学校ぎらい/ 進路指導/ 勉強の成果が上がらない/ 成績が下がる/ 塾・家庭教師/ 進学拒否/ 志望校の受験に失敗した/ 浪人生活/ 登校拒否/

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