成績が下がる

成績というのは相対的なものです。したがって、上がるものもいれば下がるものもいて、多少の変動はいつもあるのが普通です。しかし、それも、一人一人の個人についてみるとかなり安定したものです。成績のいい生徒はだいたいいつもいいし、悪い子は変動することはあるにしても悪い成績を持続する傾向が著しい。
学校の試験が公平に行なわれ採点も間違いなくなされたことを前提としてですが、成績が低下するのは、他の生徒がよく勉強したために成績が上がり勉強しなかった本人が相対的に下がった場合と、他の生徒は変わらないのに本人の勉強時間が少なく勉強の仕方も悪かったために下がってしまった場合とがあります。両者は切り離せる問題ではありませんが、親や教師の立場で考えなければならないのは主として後者の場合です。
病気による欠席が多い、クラブ活動に夢中になる、非行少年化しつつある、異性との交際に没頭している、家庭が崩壊して勉強できる雰囲気ではない、というような事情は成績低下の原因となるものです。しかし、このような出来事は親からみれば有為にわかるものです。また、学生運動に参加すると成績が下がることもあります。

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精神的な病気のなり始めに成績が急落することがあります。これといって痛みを訴えるわけではなく、また急に乱暴などするわけでもない。自分が病気だという自覚などなしに進行していく。この病気になるものは、もともと無口やきまじめで非社交的な理屈っぽいところのある青年に多い。明朗、のんき、単純というような性格のものがなることは少ない。いつからというはっきりした時点を決めるのは難しいのですが、しだいに感情の動きが少なく貧しくなり若者らしい新鮮な感受性が減退します。周囲のできごとに対する興味がなくなり、学校を怠けたり職場を無断で休んでぼんやりと時間をすごすようになります。機械的に一定の時間に家を出て学校に行き夕方帰ってくることもありますが、教室ではただ座っているだけでノートもとらず先生のいうことも聞いていない。家庭では、近親者に対する親和感がなくなり、表情が硬く、みんなからかわりもの扱いをされるようになります。何を考えているのか外部から推測することが難しく、何となく妙だという印象を与えます。これが精神な病気のごく初期の状態です。このような状 態ではとても勉強など手につかす、成績も大幅に下がることになります。これは若い時期に発病することが多いので、十分な注意が必要です。
成績が下がったとき、友達との関係がどうなっているかは親もすぐ考えますが、教師との関係にまではなかなか思いいたりません。中学生や高校生の中には教師を単に教える機械だくらいに考えて、何の親しみも関心ももたないものもいますが、なかには教師の一挙一動によって強く影響されるものもいます。このような純情な生徒にとっては、教師に認められ賞められることは大きな喜びであり、駄目だといわれ無視されることは深い悲しみです。特に自分ではその教師に好意をもっているのに、教師はそれに気がつかず、あるいは気がついていても然殺したりすると、その教師の担当する科目を勉強しようとする意欲も失ってしまうものです。
学校の成績にはある程度の恒常性があるので、急に低くなったというときには何か該当する理由があるはずです。親にも言えないような深刻な悩みのあることもあろうし、親が考えられるだけのことを 考えてみて、それでもこれという理由が探し出せない場合は、専門家に相談することが望ましい。

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