進学拒否

進学拒否の場合、意見を二つに分けて考えてみる必要があります。一つは、進学に絶対的な価値をおき、たとえ子供が望まなくともなんとしてでも説得して進学にこぎつけようというもの。他は、進学よりも子供本位の願望のほうを尊重し、親の希望を退け、子供の進路について改めて考えていこうというものです。
第一の場合は、説得の仕方や子供の受験術ないしは学習意欲を高める方法といったテクニックがより問題になり、第二の場合は、人間が生きることの意味なりどう生きるかといった人生観がより問題になります。
上級学校、特に大学への進学に価値をおく人は、将来、社会生活を送っていくとき、純粋に学問なり高い豊かな教養なりが不可欠だと考えていることもあろうし、単純に学歴が社会的に高い地位を獲得する条件であると考えていることもあります。
特に後の場合は、親自身が学歴が低いために社会の底辺に生きねばならなかったとか苦労が多かったといった苦い経験をもっている例が多いようです。一方、どんな状態で生きていこうとも、他者と比較することなくつねに真摯に自己の生命を全うしていくのが正しいという人生観をもっている人は、進学のみに絶対的価値をおかず、もっと次元の深いところに価値を置いている場合が多いようです。

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子供がもう上の学校へ進みたくないといったとき、とんでもないことだ。上の学校へ進まなかったら、一生苦労するぞと頭ごなしに叱るのは単純すぎるといえます。実際に子供にこのようにいわれたときに狼狽するのは、親自身がしっかりした人生観なり生きる目標なりをもっていないことの証左となります。
この機会に、親と子供が人間の目標なり生きることの意味なりについてじっくり語り合い、また子供が進学することの必要性なりその意味について考えるようにしむけることをすすめたい。子供は自分で自分の進路を決めていくことでしょう。
無気力の場合に、どの学科の勉強にも身がはいらないのかどうかを調べてみます。特定の学科にのみそうだとしたら、その原因をつかむことはそれほど難しいことではありません。
もしすべての学科の学習に無気力であるならば、それは性格のゆがみや情緒の不安という面から考えていかねばなりません。
ここでは、勉強にだけ身がはいらない場合について考えてみましょう。これは一種の勉強恐怖症とでもいうべきものです。原因はいろいろあると思いますが、大きくわけると次の二つになります。
一つは親の期待が過剰なため子供はその期待にたえられなくて逃避的になっている場合、他は子供の知的好奇心が育つ機会が奪われ、勉強とは嫌なものだという固定観念を持ちつづけている場合です。
特に後者は、勉強しなさいとか、さあ算数をはじめましょうといわれたとたんにあくびが出たり全身の気力が抜けてしまうといった条件反射的な習性が身についてしまっている場合です。
このような子供には、知る喜びを少しでも多く体験させる以外には方法がありません。それには、身近にいる人たち、特に両親が真剣に強勉している姿や学ぶことのよろこびにひたっている姿を子供に示してやるのが一番です。子供は自然に学習意欲を取り戻すことになるでしょう。
要は勉強とはいやなものだという観念をできるだけ早くすてさせることが先決です。もっとも、表面的にみた子供の無気力な状態は、長い目でみると一時的なものなので、特に思春期にあらわれる一過性の症状の一つとして、この無気力状態や投げやりな態度がみられることが少なくない、たいして問題にすべきことではないというものもあります。あまり、効果をあせらない方がよいでしょう。

思春期の心理的特徴/ 思春期の告白性と閉鎖性/ 思春期の微妙な人間関係/ 身長の問題/ 痩せている/ 肥満/ 食事の問題/ 睡眠の問題/ 考え方ややることがいつまでも子供っぽい/ 落ちつきがない・内向的傾向/ 劣等感と優越感/ 虚無的と無感動/ 神経質/ 嫉妬深い/ 男の子らしさ女の子らしさ/ 短気で乱暴/ わがまま/ 協調性/ 情緒不安定/ 学校の様子を話さない/ 反抗期/ 弟妹との不仲/ 家庭での孤立/ 個室の要求/ 下宿をしたがる/ 親を馬鹿にする/ 祖父母との関係/ 友達ができない/ 先生ぎらい/ クラブ活動/ 教室での孤立/ 学校ぎらい/ 進路指導/ 勉強の成果が上がらない/ 成績が下がる/ 塾・家庭教師/ 進学拒否/ 志望校の受験に失敗した/ 浪人生活/ 登校拒否/

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