志望校の受験に失敗した

志望校の受験に失敗することは、当人にとってこれは大きな痛手です。だれにもいえないような深い挫折感、絶望感を抱いているはずです。気の弱いものは自殺まで考えているかもしれまん。毎年、三月になると、受験に失敗して学生が自殺したという記事が新聞の片隅にのっています。合格できるという自信のあった場合や親とか教師の期待が強かった場合には、特に悲しみは大きい。
このようなとき、当人のためにますしてやるべきことは、どの程度の成績で不合格になったのかをその大学に聞いてみることである。たいていの大学は教えてくれるはずであるし、手づるを求めて聞いて貰う方法もあります。どの程度の差で不合格となったかが分かれば、これからの対策をたてやすいはずです。
次に、その大学のその年度の試験問題をもら二度検討してみることです。落ちたときの問題など見たくもないという気になるかもしれませんが、見直してみれば自分の失敗がよく理解できます。翌年、もう一度受けるつもりであればなおさらです。

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生活水準の向上にともなって、いま思春期にある人たちは欲求不満をあまり体験していません。食べるものは何でも得られたし、いろいろなところに連れていって貰えました。一口にいえば、過保護であったために、一度つまづくと全面的に崩壊してしまってなかなか立ち直れないのです。
第一志望の学校には一度で入れる人より入れない人のほうがはるかに多いのであるから、こんなことでくよくよしないように強い意志と復元力をつけておくことが基本的に必要です。しかし、当座の問題としては、甘い声で慰めたり無理に激励したりせず、そっとしておくのがいい。当人の性格にもよりますが、一、二ヵ月くらいでたいていは立ち直っていくものです。
受験に対する恐怖があることを考えてみると、次のような三つの理由があることがわかります。周囲の人達が試験は大変だぞとたえず威しているので必要以上に意識を強めている。試験の成功・失敗が人の一生の成否をきめると信じ込み受験に対して悲壮感をもっている。試験の失敗がただちに罰になるという恐怖感にとらわれている。
特に現在のように試験の成績によってその人のすべてが評価されるという風潮があると、試験を受けねばならない人は好むと好まざるにかかわらずそれを強く意識してしまい、ときには恐怖感をいだくことになります。そのような状態をさして試験地獄というのでしょう。地獄を極楽にする唯一の道は、無試験ですべての人にのぞむ成績を与えて学校へ入学させることだと主張するむきもないではありません。なるほど、それは極楽かもし知れないが、なんとも退屈で張り合いのない、結果的に人間を堕落させる環境だといえないでしょうか。
試験は大変だという意識から自己の能力を最高に発揮すべく努力し、たとえ失敗してもその失敗感がかえって人間を鍛え逆境に強い性格が育っていくという場合のほうがすがすがしい。試験のための勉強という次元から、それに打ち勝つことでじつは自分の弱さにうちかっていくという体験としての勉強という次元に到達することは、何よりものぞましいことです。
試験に対する恐怖心が強いというのは、克己心が弱いことを証明しています。そこから逃がれるのではなく、果敢にぶつかっていくという強い心を育てることが本人には求められているといえます。試験制度がいけないとか、無試験にすべきだとか、先生の教え方がいけないといった愚痴は、自己実現の姿勢とは異なっているということを忘れてはなりません。

思春期の心理的特徴/ 思春期の告白性と閉鎖性/ 思春期の微妙な人間関係/ 身長の問題/ 痩せている/ 肥満/ 食事の問題/ 睡眠の問題/ 考え方ややることがいつまでも子供っぽい/ 落ちつきがない・内向的傾向/ 劣等感と優越感/ 虚無的と無感動/ 神経質/ 嫉妬深い/ 男の子らしさ女の子らしさ/ 短気で乱暴/ わがまま/ 協調性/ 情緒不安定/ 学校の様子を話さない/ 反抗期/ 弟妹との不仲/ 家庭での孤立/ 個室の要求/ 下宿をしたがる/ 親を馬鹿にする/ 祖父母との関係/ 友達ができない/ 先生ぎらい/ クラブ活動/ 教室での孤立/ 学校ぎらい/ 進路指導/ 勉強の成果が上がらない/ 成績が下がる/ 塾・家庭教師/ 進学拒否/ 志望校の受験に失敗した/ 浪人生活/ 登校拒否/

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