登校拒否

登校拒否は朝起きられないことから始まります。多くは身体上の理由をあげ、中には顔色が青くなったり疲労の状態を現わす子供もいますが、それらは心の不安が原因となっています。学校を休んだ日は午後になると元気がよくなり、自分の好きなことに熱心であったりテレビを一心に見ていたりします。
それが学校ぎらい(登校拒否)であることに気づいて、両親が学校へいかせることに夢中になり、起こそうとするときに格闘が始まります。また、子供のほうから暴力を用い、両親に打ってかかったり周囲にあるものを次々に破壊したりします。モの破壊ぶりはゲバ学生の行動に似ています。暴言もまたひどく、両親を罵倒する。ほとんどの子供が両親を、お前と呼ぶ。あるいは、精神病と思えるような行動をする子供もいます。幻覚のようなことを訴えたり、夜間に物干台からコケコッコーと叫んだ中学生の女の子もいます。
あるいは、不潔恐怖の状態や物音に敏感になるなどノイローゼの状態になることもあります。
暴力の状態がなくなるか初めから暴力の状態のない子供では、怠惰な生活に入ります。起床は、多くは昼すぎで、夕方になる子供もいます。そして、テレビを見ている時間が多く、深夜放送をきいて明け方に寝る。その間は自分の趣味としていることをあれこれやってはいるが、学校に関する勉強は一切しません。

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登校拒否の原因には二つのコースがあります。一つは、思春期になるまでに学校があまり好きでなく何回か登校拒否を起こしたという子供です。このような子供は過保護と溺愛の養育を受けており、物質的、金 銭的な要求が認められ、多くはわがままです。学校でつらい思いをするよりも、家にいて好き勝手なことをするほうが楽なので、学校へ行きたがらない。つらさに耐える心が養われていない。
もう一つのコースは、登校拒否を起こすまで良い子の評価を受けていた子供です。素直でおとなしく、友だちや兄弟ともけんかをせず、しかも学業成績がよかったりして、まさに良い子という評価を与えたくなるような子供です。ところが、この良い子の評価が誤っていたのです。このような良い子は、大人にとって扱いやすいだけであり、大人からほめられるから良い子を装っているにすぎません。それに気づいて、今までのオレは嘘だった。と叫んだ中学生がいます。嘘をつかせるような育て方をしていたのです。
本当の良い子は、大人にとって扱いにくい面をしばしば現わします。言うことをきかないこともあるし、いたずらや冒険をすることもあり、兄弟げんかや友達とのけんかもするような子供です。子供は、その発達途上においていろいろな未成熟さを現わすもので、それだからこそ子供らしさが現われてきます。大人の好きないい子には、子供らしさがありません。大人を縮小したような子供です。それに子供が気づいたとき、いままでの価値観は全く 無意味なものになり、それらすべてを捨て去ろうとして学校をも拒否する。それでこそ、新しい人生へふみ出すことができるのです。
登校拒否を直すには、まずその子供の自主性を育てなければなりません。自主性を育てるには、すべてを子供に「まかせる」ことが重要です。ロを出したり手を貨したりすることをやめる。母親が子供のためにする仕事は、食事の仕度と洗濯をすることぐらいにする。しかも、作ったものを食べようとしなければそのままにしておくし、洗濯物を出さなければこれ もそのままにしておく。まかせてみると、しばらくの間は全く怠惰な生活に落ち込みます。入浴もせず衣類も取りかえず、子供部屋は散乱し埃にまみれる。それでも子供にまかせておく。すると、ついに、これではいけないと気づく日が来て、自分から進んで身のまわりを整え始め、両親の援助をも進んでするようになる。進んで、というのは、自主性の現われです。そして、自分から登校を開始します。
なお、金銭的、物質的に溺愛していた場合には、小遣いを一定額にして、その中で自分の欲求を満たすように欲求統制の能力を養うことも重要です。

思春期の心理的特徴/ 思春期の告白性と閉鎖性/ 思春期の微妙な人間関係/ 身長の問題/ 痩せている/ 肥満/ 食事の問題/ 睡眠の問題/ 考え方ややることがいつまでも子供っぽい/ 落ちつきがない・内向的傾向/ 劣等感と優越感/ 虚無的と無感動/ 神経質/ 嫉妬深い/ 男の子らしさ女の子らしさ/ 短気で乱暴/ わがまま/ 協調性/ 情緒不安定/ 学校の様子を話さない/ 反抗期/ 弟妹との不仲/ 家庭での孤立/ 個室の要求/ 下宿をしたがる/ 親を馬鹿にする/ 祖父母との関係/ 友達ができない/ 先生ぎらい/ クラブ活動/ 教室での孤立/ 学校ぎらい/ 進路指導/ 勉強の成果が上がらない/ 成績が下がる/ 塾・家庭教師/ 進学拒否/ 志望校の受験に失敗した/ 浪人生活/ 登校拒否/

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