テレビの見方

五歳の男児が、夕食時、テレビにかじりついて食事をするので、食事の量が少なく気にかかります。食事中はテレビを見てはいけないというと、泣いて怒ります。テレビを見すぎると近視になるという話を聞きますが、どうすればよいでしょうか。
テレビを見ながら食事をするので時間がかかる、楽しく話し合いながら食事をしたいと思ってもテレビに夢中になっているので話もできない、テレビばかり見てちっとも勉強しない、見せたくない番組を喜んでみるなど、子供のいる家庭ではテレビに関する問題は多い。現在、テレビは私たちの生活と切りはなすことのできないものになっています。いまや、テレビのない生活は考えることができません。テレビの悪いところや問題点をいろいろあげてみても、結局テレビにふりまわされて生活していることになってしまいます。もっと積極的な態度で、テレビを有効に使いこなす生活を考えていかなければなりません。

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食事の量とテレビの関係についてのことですが、テレビを見ながら食べるために小食とは考えられません。この子供は、もともと小食なのでしょう。子供の食事の量は、一人一人違っていて、どの位たべなければならないという基準がきまっているわけではありません。食事の量と身体の大きさや体格が直接に関係しているわけでもありません。体格などには、生まれつきの素質も関係すると考えられています。食事の量が少なくても、極端に痩せているとか、病気ばかりしているということがなければそれほど気にすることはありません。健康であれば、子供は運動をしてお腹が空けばたくさん食べます。一日中テレビの前にすわりこんで、戸外へ出ないような生活をしていればたくさん食べられるわけはありません。こんな場合は、テレビ以外にも楽しいことがたくさんあることを教える必要があります。戸外で友だちと遊ぶこと、本を読むこと、ブロック遊びやプラモデルを作ることなど、楽しい遊びはいくらでもあります。
食事の量と同じように、テレビと近視の関係もはっきりしたものではありません。昔から悪い姿勢で本を読んだり、電車やふとんの中で本を読んだりすると近視になるといわれています。これもそれほどハッキリいえることではありません。子供が近視になる原因は、素質や栄養状態やそのほかいろいろの条件が組みあわさっていると考えられます。単純に、テレビを見すぎたから近視になったとは考えないほうがよいでしょう。
一方、幼児にとってはテレビは友だちとの話題のひとつの源泉です。幼稚園や保育園で、あるいは家の近所で友だちと遊ぶとき、テレビを見ていないと困るときが多い。また、テレビを見ることによって、子供たちはいろいろなことを学んでいます。けっして悪い影響だけではありません。番組の中には、ぜひ子供に見せたいものもあります。テレビを見ることを全面的に禁止するのは、いきすぎです。どうしても食事中はテレビを見せたくないと思ったら、食事の時間を子供が見たい番組の時間とずらせればよい。親もテレビは困るという前に、子供といっしょに子供の見たい番組を見て、何か子供の心をとらえているのか、何か楽しくて、子供はこの番組を見たがるのかを考えてほしい。一般に、親がはっきりした考えをもたずに、暇さえあればテレビを見ているという家庭では、子供もテレビにだらしなくなる傾向があります。何曜日は何時から何時までテレビを見る、そして何時になったら勉強をするというように、生活にきちんとしたけじめをつけるように心がけてほしい。このけじめは、子供にだけ押しつけるのではなかなか守れません。親自身もけじめのある生活をしてもらいたいものです。

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