マンガしか読まない

四歳の女児ですが、幼児向きの雑誌が欲しいというので買ってやりましたところ、マンガだけしか読みません。大きくなってマンガばかり読む子にはしたくないと考えているのですが、どのように指導したらよろしいでしょうか。
一般に、幼児はマンガを好みます。幼児は、字を読む能力が十分に発達していないので、長い文章を読みこなすためには非常な努力が必要です。一字づつひろい読みをしていると、全体の文章の意味が十分に理解できないことが多い。それに対して、マンガの場合は文章は少し短い。しかも絵が描いてあるから、絵を見ているだけでも話のすじは理解できます。つまり、文章を読むより、まんがを読むほうが努力しないですむし、楽なのです。また、幼児向きの雑誌のマンガの多くはテレビで放映しています。子どもにとって、マンガはなじみのあるものになっています。このような理由で、マンガは幼児に好まれます。
マンガのなかには、親の目からみると品がなくて、子どもに悪い影響をあたえるとしか思えないようなものもたしかにあります。しかし、すべてのマンガを子供の役に立たないということはできません。マンガを読むことは、子供にとって楽しいことであるし、子供はマンガから様々なことを学ぶこともできます。例えば、親に読んでもらうのではなく、自分から自発的に読む努力をすれば、話のすじが理解できることを知ります。マンガを読むことは、子供が書物へ近づく第一歩ともいえます。また、マンガのなかにはユーモア、冗談、ウィット、言葉の遊びも合まれています。これらは一見はかばかしいものとうけとれますが、人間関係の潤滑油になったり人生を豊かにする役割ももっています。

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小学校上級生や中学生になっても、マンガしか読まないようでは困ります。ときにマンガを読むことはあっても、マンガ以外のもっと程度の高い書物も読みこなさなくてはなりません。そのためには、子供の成長に応じた読書指導が必要となります。家庭における読書指導の基本は、親自身が書物に興味をもち、子供向きの書物にも、常日頃から関心を示すことです。最近、本屋で高校生がマンガを夢中になって立ち読みしているのを見うけますが、マンガ以外の書物に関心が向かないとしたら、たいへん悲しい光景です。正しい読書指導がおこなわれなかった結果です。
本問の四歳の幼児でいうと、この年齢ではまだ十分に字を読みこなすことができないので、お話よりもマンガを読もうとするのは当然のことです。「マンガばかり読まないで、ほかのところも読みなさい」と親が言ったとしたら、これは無責任な態度です。親としては、子供が十分読みこなせない部分は読んで聞かせなければなりません。親に読んでもらったお話が理解できれば、子供はお話もマンガと同じようにおもしろく、楽しいものであることを知ります。読解力が身についたときに、自発的にお話を読もうとする態度の基礎がつくられたことになります。
けれども、雑誌にのっているお話は細切れになったものが多い。雑誌だけではなくて、絵本や童話も読んで聞かせてほしいものです。
雑誌でも、本でも、おもちゃでも共通にいえることであるが、子供がほしがるから買いあたえるだけでは、親の責任を十分にはたしたとはいえない。子供にそれらを活用し、利用する方法を指導する必要もあります。手をとり足をとりというやり方ではなく、子供の能力と年齢に応じた適切な指導でなければなりません。

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