母子家庭・父子家庭

事情があって離婚し、現在四歳の男児をそだてている母親です。両親のそろっている子供に負けない子にしようと努力しておりますが、今後、どのような点に注意していったらよろしいでしょうか。
両親のいない家庭、両親の片方がいない家庭を欠損家庭ということがあります。しばらく前に、欠損家庭に育った子供に非行が多いといわれていましたが、現在では根拠のないことと否定されています。しかし、普通の家庭に比べると欠損家庭は、生活のいろいろの面で問題が生じやすいことはたしかです。欠損家庭のいろいろな困難を解決するためには、もちろん欠損家庭の当事者の努力はかくべからざるものですが、それだけでは解決しない問題も多い。周囲の人たちの暖かい支援や行財政当局の政治的配慮が必要であることを忘れてはなりません。

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本問での母子家庭ですが、子供を育てるにあたって、次のような注意が重要です。
家庭の経済的基盤をしっかり造っておくこと。生活を続けるためには、時間的な見通しのある経済的基礎がなければなりません。これがしっかりできていないと、母親の精神的な緊張が高まり、子供を躾、教育するための心の余裕がうまれません。家庭の雰囲気が暗く、とげとげしていたのでは子供の成長に悪影響があります。
離婚にこだわっていてはいけない。日本には、まだ離婚は恥かしいことと考える風潮が残っています。離婚は過去の不幸ではあったかもしれないが、決して恥かしい行為ではありません。離婚したことに劣等感をもってはなりません。現在の生活に、離婚の影響が残っているようでは楽しい生活は期待できません。私が離婚をしたために、この子は父親のない子になった。この子が不幸だとしたら、それは私の責任であると考えることもあるかもしれません。しかし、そう考えたところで現在の状態が変わるわけではない。過去にこだわらず、未来に期待するという姿勢で生活することが大切です。
子供にすべてをかけるという態度をとってはならない。父親のいない家庭に育つことは、子供にとって最高の条件でないことを気にするあまり、母親が自分自身のすべてを犠牲にして子供につくすという気持をもちやすい。たしかに、母子家庭の母親はときには父親の役割もはたさなければなりません。一人の人間が二人分の役割をもつことは、容易なことではありません。一人の母親が完全な両親となることは、実際問題として不可能です。この気持が強すぎると、子供自身の負担になることもあります。特に、青年期以後母親がすべてを犠牲にして自分のためにつくしてくれたと感じると、子供の行動の自由がかなり制限されてきます。母親は自分自身の生活を忘れてはなりません。例えば、条件がととのっていれば再婚を考えてもよい。
父親の役割を代行できる人を用意すること。本問のように子供が男児である場合、児童期の後半以後大人の男性と接触する必要があります。親類の人などのなかに、ときどき子供と会って率直に話しのできる人を用意しておくことが望ましい。
主として、母子家庭について述べましたが、父子家庭についても同様なことがいえます。しかし、実際問題としては父親一人で幼い子供を育てるのは、母親一人で育てるよりもはるかに困難です。数からいっても、父子家庭より母子家庭のほうが多い。父親は子供を育てきれないので、里親や養護施設にあずける場合が多いからでしょう。子供の将来を考えても、そのほうがよいときもあります。この問題については児童相談所が相談にのってくれるから、利用してほしい。

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