どんな叱り方をしたらよいか

三歳の男児の母親です。反抗期というのでしょうか、親の言う事を聞かなくなりました。厳しく叱りつけても、なかなか効果がありません。ときには、おしりをたたくのですが、どのような叱り方が望ましいのでしょうか。
子供を叱らない親はいません。なぜ、叱るのか。子供がある行為をする。親の心の中には、この子はこういう人になってもらいたいという一つの理想像をもっています。子供の行為がこの理想像にあわないとき、親は子供を叱ります。その行為を、今後二度と繰り返してもらいたくないからです。子供が別の行為をして、その行為が親の理想像にあっている場合は親は褒めます。これからもその行為を繰り返してほしいと願うからです。毎日毎日、叱ったりほめたりすることがくりかえされます。そしてしだいに子供は親の理想像に近づいていきます。この過程が、躾とか家庭教育とよばれています。

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子供を叱る場合、親は次の点に注意しなければなりません。
親の心の中の理想像は正しいか。ときとして、親は子供の年齢や能力を無視して、高すぎる要求をすることがあります。子供の能力以上の行為を期待して、できないからといって叱ったところで効果はありません。子供への期待は、子供の年齢や能力に応じて正しくきめられなければなりません。よく、親は叱ってもちっともききめがないというが、考えてみると子供の立場を一切無視して、親の身勝手で叱っていることもあります。ときどき、何を叱って、何をほめているのかを反省してみましょう。
子供は何を叱られたのか理解できているか。前に書いたように、子供のある特定の行為を今後繰り返させないために叱るわけです。子供が何をしたから叱られているのか、子供にはっきりわかっていなければなりません。よく、親は「だめじゃないの」という言い方をします。こういう場合、何をしたからだめなのかが、子供にわかっていなければ叱った効果はありません。
悪い行為のすぐ後で叱る。例えば、外出先で子供が悪い行為をした。その場で叱りたかったが、他人が大勢いるのでがまんをした。家へ帰ってきたとたん、「さっきはなによ」と叱ることがあります。親は子供のどの行為を叱っているかよく記憶していますが、子どもは三〇分も前の行為を覚えてているわけがありません。子供は、一体何で叱られているのかわからなくなってしまいます。叱るタイミングをのがしたら叱らないほうがよい。
親の責任で叱る。電車の中などでよく見かけることですが、「そんなにさわぐと車掌さんに叱られますよ」という親がいます。子供を叱るのは、あくまで親の責任です。親が悪い行為と考えるから叱るので、こんなところに他人を持ち出すのは親の権威を疑わせる原因にもなります。叱るときは、親の責任で自信をもって叱らなければ効果はうすい。
くどくど叱らない。親、特に母親の叱り方はくどい。「昨日も言ったでしょ。おとといも同じことで叱られたじゃないの。一体いくらいったらわかるの」という具合です。子供にとっても、叱られるのは愉快なことではありません。なるべく、短時間で終らせたほうが効果的です。あまり長くなると、子供は親の説教はそっちのけで、別なことを考えているかもしれません。
ほめることも忘れてはならない。叱ることとほめることは、車の両輪のようなものである。叱ってばかりいたのでは片手おちです。親の期待にそった理想像にあった行為をしたときは、ほめてやらなければなりません。ほめられれば子供もうれしい。またほめられたいと思う。少なくとも、叱る回数と同じくらいはほめてもらいたいものです。

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