恐がり

四歳の女の子ですが、非常に恐がりで臆病です。びっくりするととても不安そうに泣きます。友だちも少なくないので、何とかもっとしっかりした子供にならないものかと思っています。
恐がりとか臆病というのは、一般によくないことと考えられています。特に男の子の場合はそうです。怖いという情緒は予期しなかったことが急に起こり、それに対してうまく合った心の構えや行動をとることができず、危険が身にせまるような感じがした場合や不気味な正体のはっきりしないものが接近したようなときに感ずるものです。何を怖がるかは年齢によって差があります。
二歳児は、トラックの近づいてくる音や雷鴨のような聴覚的なものを恐れ、三歳児はお面、異国人、しわくちゃな顔など視覚的なものを恐がり、四歳を過ぎると想像力が加わって、暗い場所、一人にされること、おばけなどを恐がり始めます。
怖がるということは、一面、自分を守ることです。不気味なもの、危ないものをすぐ見分けて、これを避けようとする働きがなければ、子供の生活は非常に危険なものとなってしまいます。
したがって、危険なものを怖がることは大事なことであって、向う見ずとか無鉄砲といわれるような子供より知的にも優れていることが多い。危険なものは恐がり、危険でないものは恐れないようになれば、これはもっとも望ましい発達のしかたであるといえます。

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何を恐れるかということが、年齢とともに変化することは前にのべましたが、年上のものから暗示されたり、不快な体験を重ねだりすることによってもつくられていきます。
また、怖がることは真似をすることによっても定着します。ゴキブリを大声をあげて怖がる子供があったので様子を聞いてみると、母親自身がそれを嫌い、台所の隅などに出てくると悲鳴をあげるということでした。
一般に、臆病で心配性の母親はわずかのことにも心配して、あぶない、あぶないといって子供の行動に禁止を加え、子供の経験の範囲を狭めてしまっていることが多い。そのため、心配性の母親に育てられた子供は、ふつうの子供が好奇心をもって近づいたり、手にさわってみたりする珍しいものに対しても、すぐそれを危険視して避けようとする。怖がるために新しい知識や体験を得る機会が乏しくなってしまうのです。
このようなことのほかに、運動機能が劣っているというような条件が、強い恐がりをつくっていくこともあります。しかし、素質的な要因も否定できませんが、恐がりという特徴は母親がつくってしまっている場合が多いのです。
したがって、子供の恐がりを直すためには、まず母親が自分自身をかえりみて自分が怖がりでないかどうか、子供のちょっとした危険なことに対して、うるさく言い過ぎているのではないかと反省してみる必要があります。
そして、子供の恐怖心を除くためには、そのものが怖くないということを説明するとともに、そのことを怖がらずに接している仲間に入れて遊ばせるようにする配慮が大切です。すぐには直らないものですが、のびのびと育ててやろうとする配慮があれば、病的な恐がりもだんだんと直っていくものです。

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