動物をいじめる

隣の家に六つになる男の子がいます。元気のいい快活な子ですが、動物をいじめることが好きで、大人がみていてもハラハラします。ネコの尻尾をもって振り回したり、トカゲをナイフで刻んだりしています。こうした残酷な性質はそのままにしておいてもいいものでしょうか。
子供の動物に対する態度は、その親や兄弟の態度を模倣してつくられることが多く、親がネコを可愛がっていれば、子供もそのようになりやすく、イヌを怖がれば子供もまた怖がるようになりやすい。しかし、なかには親の態度とは無関係に、動物を怖がったり、本問のようにいじめたりする子供もいます。怖がる場合には、過敏であったり神経質であることが多く、いじめる場合には、鈍感であったり、冷たい性質であったりすることが多い。
本問の場合には、なぜそんなことをするのかを考えてみると、いろいろな事情や理由があように思います。
例えば、何かの事情のために友だちがなく、友だちが得られない憂さ情しに動物をいじめていることもあります。また、自分はこんなことも平気でやれるんだぞと強いことを誇示するためにしているのかも知れません。みんなの注目をひくことが、目的である場合も考えられます。

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いずれにしても無害な動物をもてあそび、しかもそれを殺してしまうことに興味をもっていることは、そのこと自体も好ましくないし、まわりの大人や子供たちからも非難されがちで、ますます孤独で社会性のない子供になってしまいます。ことによると、この子の親というのは、多忙で子供のことにかまっていられないか、あるいは知的にも情緒的にも貧しい生活をしているのかも知れません。その子の親の態度やその生活環境、このような趣味が定着してからの時間にもよりますが、一般には次のような対策が考えられます。
第一は、グループでの遊びとかスポーツのようなことにその子供も入れてやるようにして、ほかにもっと楽しいことがあるということを教えてやることです。絵を描くとか何かつくってみることに興味の方向を向けていってもいい。第二は、動物の話し、特にその習慣や人間との関連を話してやって、動物たちに愛情をもつように指導していくことです。ネコの目と人間の目とはどんなに達うのか、イヌはどんなにして子供を育てるのかというようなことを話してやるのです。場合によっては積極的に動物を飼って、その世話をその子供に任せることもいい。このようなことを通して、だんだんと動物に対する態度がかわっていくのです。
ある殺人犯がいた。その殺害の方法は残忍を極めていて多くのひとを戦慄させました。その犯人は幼児期からそのような傾向があって、ネコの子を八つ裂きにしたり、ニワトリの首を切って喜んでいたといいます。だれかの行為をまねたわけではなく、自分ひとりでやって喜んでいたので、このような傾向は生来性の素質であるとみる学者もいます。
そのような場合もあるでしょうが、生来的で教いがたいものと断定する前に、ほかの趣味が発達する可能性がなぜなかったのか、ほかの人に対してその子は何か大きな不満をもっていたのではないかとまず考え、その上で対策を考えていくべきです。

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