男の子らしさと女の子らしさ

男児と女児では、生まれたときから違った扱い方をされます。わずかの例外はあるにしても男児には男の子らしい名前が、女児には女の子らしい名前がつけられます。着るものにしても同様です。女の子には赤いものが着せられ、たまに姉のときに使った赤い着物などを男の子が着ていると、おかしいといわれます。おもちゃで遊ぶようになると、この違いはもっとはっきりします。男の子には迷うことなく自動車や飛行機のおもちゃが与えられ、女の子には、本人がそれを望まなくても人形などが与えられます。
また、男の子のくせにそんなことをしてはいけないとか、女の子のくせになぜそんなことをするのか、というようなことも、よく親が子に対して口にすることです。つまり世間一般のひとの考方や気持のなかには、男の子とはこういうもの、女の子とはこうあるべきものというかなりはっきりしたイメージがあって、それに合うように子供の行動を賞めたり、叱ったりして規定していくのです。
活発、行動的、はきはさしている、我慢強い、弱いものいじめをしない、意志が強いなどというのが男の子らしいといわれる特徴であり、やさしい、おとなしい、身だしなみがいい、素直である、料理の手伝いをするなどというのが女の子らしい特徴とされています。したがって、女の子が木のぼりなどしていねばおてんばといわますが、男の子が同じことをしていれば元気があるといわれます。

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子供が自分の性別をはっきりと自覚するのは、二歳半から三歳ぐらいのときです。そしてそれに伴って、それそれに許容され賞讃される行為と、非難され禁止されている行為とを理解するようになります。男子、女子それぞれの役割を学習していくのです。
男の子らしさ、女の子らしさとされているイメージの基礎には、身体的基礎があります。例えば、筋肉の力や走る力は幼い頃から男の子の方がまさっています。そしてこのようなことが活発で力強い動作 を男らしいこととしているのです。思春期になると一般に女の子の方が行動を束縛されがちですが、その一つの原因は、性関係に際しての危険が女の子の方に著しいからです。
しかしこのような生物学的な差だけから男女の差は説明されるものではありません。その社会に伝統的に存在し、好ましいものとされている男子の行動様式、女子の行動様式が強く働きかけているのです。
このような行動様式は、社会的にかなり強く支持されているので、両性はそれそれ自分に期待される内容を身につけていきますが、なかにはこの質問にあるように女の子のような男とか、男の子のような女がいます。神経質で気が弱かったり、料理に興味をもったりする男子は女みたいだといわれ、積極的に発言したりする女の子は男みたいといわれるのです。
そして、それを子供以上に気にして悩む親がいますが、実際にはそれほど気にする必要はないと思われます。すべての男の子が活発で、行動的である必要はなく、内向的で静かな感じの男の子がいても少しも差支えないのです。
また、男の子らしさ、女の子らしさということの内容は時代によってかなり差があるもので、親の考えている女の子らしさと当の本人たちの世代が考えている女の子らしさとは、非常に差のあることが多いのです。親は深く考えずに、お前は男の子(女の子)らしくないなどというが、このような考え方こそ親が考える以上に子供の心を傷つけてしまうことになるのです

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