いたずらの激しい子

三歳の男児ですが、いたずらがはげしくて手をやいています。よその家へいって冷蔵庫の中のものを黙って食べてしまったり、花びんの花をむしったり、物をなげてガラスを割ったりします。そのたびに厳しく叱ったり、叩いたりするのですが、そのときはわかっても、二、三日するとまた同じことを繰り返します。どうすればよいのでしょうか。
子供のいたずらには、二通りのいたずらがあります。
第一のいたずらは、子供自身も悪いことであることを知りながら、親や大人の目をぬすんでやるいたずらです。第二のいたずらは、子供自身には悪いことをしているという気持がなく、自分かやりたいことをやった結果、親や大人からみれば悪いことをした、いたずらをしたと判定されるものです。子供が幼ければ幼いほど、第二のいたずらが多い。

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親がいたずらを叱る場合、子供のいたずらがどちらのタイプであるかを正確に判断しなければなりません。タイプが違えば、叱りかたも違ってきます。第二のタイプのいたずらの場合は、そういう行為をなぜしてはいけないのかを理解させていかねばなりません。子供の年齢によっては、いくら叱っても十分に理解するにいたらないかもしれません。理解させる方法も、子供の年齢によって変わってきます。悪い行為とよい行為を区別できるようにすること、そしてなぜ悪い行為はしてはいけないかを教えることも、家庭における躾です。この躾の目的は、子供が他人と望ましい人間関係をつくれるようにするためで、子供の社会生活が円滑におこなわれるようにするためです。この躾が十分でないと、社会性の発達がおくれます。
本問のいたずらは、第二のタイプのいたずらです。自分で悪いことをしているという意識はありません。自分のしたいことを、気ままに自由にやっている状態です。三歳という年齢を考えると、これまでの躾のしかたが適当でなかったように思われます。子供だから、幼いからといって何でもやりたい放題にやらせてきたために、三歳になってもやっていいこと、悪いことの区別が正しくできません。幼児をむやみに叱る必要はありませんが、他人に大きな迷惑をかけるような行動、自分がケガをする危険がある行動はしないように、厳しく教えておく必要はあります。
質問にあるようないたずらは、第一のタイプのいたずらにしていかなければならない時期にきています。いたずらをしたときに、むやみやたらに叱りつけてもあまり効果はない。なぜしてはいけないのかを、理解させなければなりません。他人の迷惑になるようなことはしてはいけない、自分がケガをするようなことはしてはいけないなどということを、根気よくいい聞かせてほしい。
同時に、自分のしたいことが自由にやれないこともあることを教えていく必要があります。他人との関係を考えながら行動することを、徐々に身につけさせてほしい。このようなことは、すぐにできるようなものではありません。時間をかけて、だんだんとできあがっていく。子供が三歳になれば、このような躾は十分始められます。
さらに、子供自身の自発的な努力を促すために、同年齢の友だちと積極的に遊ばせてほしい。自分がしたい放題のことをしていたら、友だちは怒って帰ってしまいます。友だちと楽しく遊ぶためには、自分の気持をある程度抑えることが必要になります。子供はすぐには友だちと仲よく遊ぶことはできないけれども、いじめたり、いじめられたりをくり返しているうちに、仲よく遊べるようになってきます。その過程で知らず知らずのうちに、自分の欲求を抑えることを学びとっていきます。

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