いじめっ子・いじめられっ子

四歳の男児、男の子なのに気が弱く、年下の子にまでしじゅう泣かされて帰ってきます。甘やかして育てたためでしょうか。
特にいじめられやすい子供がいないわけではないですが、本問の場合は、これと少しちがうようです。たぶん、おとなしくて自己主張も少ないし、体力も弱いので、いつも仲間から圧迫されているタイプでしょう。
男の子なのに気が弱いのを心配する母親は少なくありません。しかし、気が弱いのも一つの個性だから、いたずらに叱ってみたり正反対になおそうとしても無理です。それに、こういう場合は、父親も母親もおだやかで争いを好まない人柄であることが多い。そのような親のあり方は、いつしか子供にも学びとられるものだから、半分は親がまいた種ともいえるでしょう。おとなしいのは悪いことばかりではありません。そこをよく心得てほしいものです。
ただし、すぐ泣きだして帰ってくる点は、いくぶん甘やかし気味のところもあるのではないかと推察されます。そのへんに、もう少し注意してみたらどうでしょうか。

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ほんとうのいじめられっ子は、少しちがいます。その特徴は、集団のなかに安定した位置をもたず、体力はないが自己主張はする、仲間づきあいが下手というような点です。つまり、いじめっ子からみると、グループの中に入るような入らないようなあいまいな存在で、しかも、体力とか社会的な知恵という点でいじめやすいたちの子供です。ひとりっ子は、わがままで仲間つくりが下手なので、とかくいじめられっ子になりやすい。
しかし、このような場合でも、うまく保護してくれる友だちをみつけるなどして、子供集団に入れるようにすれば、いずれは仲間づきあいを体得していくはずです。仲間集団は、大切な社会的訓練の場であるから、いたずらに避けるのは禁物です。
いじめっ子にも、大まかに二つの型があります。一つは、孤立したいじめっ子です。ようするに、わがままで攻撃性が強く、反面、協調性や社会的訓練に欠けているといったタイプです。いじめっ子でもあるし、嫌われる子供でもあります。
このタイプは、仲間に入っているような入っていないようなという点で、いじめられっ子と似ています。ただ、問題は、この種の攻撃的な子供には、家庭で攻撃性の表出が大幅に許されていることが多い点です。両親がお互いに派手なケンカを演じたり、親も子供をひどく叱りつけたり、体罰を加えたりなどのことがあると、暴力が他人を動かす一つの手段としていつのまにか子供にも学びとられていくのです。その他、子供の要求不満にも注意する必要があります。
もう一つのタイプは、比較的リーダーシップのあるいじめっ子です。攻撃的という点では前者と共通性もありますが、それを仲間の規律を守るために使ったり、攻撃性を袖うだけの指導性や協調性をもちあわせている場合です。この型では、いじめるのにもそれなりの理由があるのであまり心配する必要はない。質問の場合、どちらの型に近いかをよくみきわめて対策を講じたほうがよいでしょう。

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