知能テスト

最近子供が知能テストを受けて、その結果を知らされました。知能テストは、知能や思考力をすべて測ることができるものでしょうか。また、その結果は、どの程度信頼できるでしょうか。
知能テストは、いうまでもなく知能を測るための物差しです。知能とは、広くいうと、新しい環境へ入っても、うまく適応していく能力です。しかし、この適応の能力の本質については、いろいろの意見があります。物事の関係を把握する抽象の能力や、経験からうまく学習する能力が重視されています。また、知能は、一つの能力ではなくて、いろいろの能力の集りなのだという考え方も有力です。
知能テストで知能を測るというのは、被験者に一定の問題をやらせてみて、その成績から、日常の無数の場面で示される知能の程度を推測しようとするのです。したがって、ある知能テストは、その中に含まれた問題が代表している能力だけを測っていることになります。
その点、現在の知能テストでは十分測られていない知的な能力もあると考えられます。例えば、創造性のように新しいものを多く作り出す能力、対人関係をうまくやっていく社会的知能などは、よく測られていません。

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現在の知能テストを分析してみると、主として言語、数、空間認識、記憶、推理などの能力が含まれています。しかし、ふつうの知能テストは、これらの能力か一つ一つ分析して測るのではなく、全体ひとまとめの知能として表わしています。
現在の知能テストは、測っている能力の範囲については制限がありますが、その限度内では、一応知能のおおまかな尺度として使えるといえます。今までの経験的知識では、知能テストの成績からその後の知的な能力や成績をある程度予想できます。特に、学業成績とは関係が深い。しかし、知能が高ければ必ず学業成績が良くなるわけではありません。そこには勤勉、興味など別の要因が関係しているからです。さらに、社会生活で優秀な人物になるかどうかなどは、知能テストだけからは断定できません。
知能テストは、ごく粗い物差しであるから、その結果の数値は、知能のおおまかな目安と考えるべきです。例えば、IQでプラスマイナス5から10程度のズレはしばしば起こりうります。したがって、その程度の幅をもって結果を見なければなりません。
結果が信頼できるためには、テストが正しくおこなわれていなければなりません。信頼できる適切なテストを使用し、十分知識と経験のある検査者が、正しい検査方法に従って実施することが重要です。
同じテストを何度も反復したり、それについてとくに訓練したりすると、テストの成績が上昇し、みかけ上知能が高くなったようになります。しかし、訓練した特定の問題ができるようになっても、その子供の知能全体が高められたとはいえません。
ある時期の知能テストの結果から、その人の将来の知能を予測すると、近い将来ほどズレが小さく、遠い将来ほど変化してしまう可能性が大きい。その間の環境や教育の条件、生理的条件などにより知能が影響されるのです。特に、幼児期の知能テストの結果からは、成人したときの知能をあまりよく予測できません。それが、小学校上級ぐらいになるにつれて、知能テストの成績が比較的安定してくるといわれます。

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