性格テスト

小学校三年の男の子ですが、とても変わったところがあるので心配しています。最近、知人から、こういう子は、ロールシャッハというテストを受けると良いとききました。どんなものなのでしょうか。
ロールシャッハテストは、スイスの精神科医ヘルマン・ロールシャッハによってつくられたもので、世界の各国で用いられている有名な性格テストす。
このテストは左右対称のインクのしみが描かれた図版一〇枚を用います。五枚は黒灰色、二枚は黒と赤、のこりの三枚は多色の図版です。それぞれの図形は、濃いところと淡いところのある漠然としたもので、特定の意味をもった模様や形をもたない。テストのやり方は、この図版を被験者に一定の順序で見せ、何に見えるかを言ってもらうのです。そして図形のどの部分を何と見たか、なぜそのようにみたのか、全部で幾つくらい反応したか、運動しているものを見たかどうか、色のついた図版とそうでない図版とでは反応に差があったか、反応の質はどうであったかなど多くのことを手がかりにして、そのひとの性格を診断するものです。このテストに習熟するためには長い時間を必要としますが、経験の豊かな検査者によると知能の水準、感受性の程度、向性、興味など多面的な診断を受けることができ、幼児から老人まで実施できるテストです。

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このほか、次のようなテストがあります。

TAT(絵画統覚テスト)
小説のさし絵のような図を見せて、物語りをつくらせ、その物語りの内容から性格を診断するテスト。

CAT
TATの児童版ともいうべきもので、子供が親しみやすいように絵の主人公を、クマ、リス、ウサギなどの動物にしてあります。やり方はTATと同じです。

絵画欲求不満テスト
漫画のような絵があって、AとBの二人の人物が描かれている。AがBに向ってBの気を悪くするようなことをいい、被験者に、「もしあなたがBの立場におかれたら、そのときどうしますか」と質問をします。その答えによって、性格傾向を知ろうとするものです。

以上はいずれも投影法といわれるもので、あいまいなものや構造化されているものを解釈したり、それをもとにして想像していく過程に性格の特徴を見出そうとするものです。
小学校三年生になると、ある程度、自分自身を対象化してみることができるようになるので、「質問紙法」による性格テストも場合によっては利用できます。これは「あなたはそそっかしいたちですか」というような質問がたくさん並んでいて、それにあてはまるかどうかを答えていくものです。この種のテストは、大人には集団的に実施できますが、小学校低学年に用いるときには、質問の意味がよく理解されているかどうかを注意する必要があります。
このほか、性格テストの種類は多い。単純な作業を続けさせて、時間の経過にともなう作業量の変化を調べ、気分の安定性や意志の統制力をみる検査もあれば、自由に描いてもらった人物画を材料にするものもあります。どのテストが適当かどうかは、専門家に尋ねた方がいい。性格というのは複雑なものであるから、いろいろな角度から考慮する必要があります。一つのテストだけではなく、他のテストの結果や、テスト以外の資料、例えば観察や面接の結果、本人の作文や日記、友だちや両親、教師などの意見をもとにして総合的に判断する必要があります。ただ一つのテスト結果から変り者だというように結論づけるのはやや慎重さを欠いた判断です。

能力の分化/ 知能テスト/ 性格テスト/ 学校嫌い/ 先生が嫌い/ 勉強が嫌い/ 学科の好き嫌い/ 本が嫌い/ 先生を馬鹿にする/ 集中力が持続しない/ 意志の弱い子/ 依頼心が強い/ よその家を羨ましがる/ 団地っ子/ 転校児童/ 宿題と自発的勉強/ お小遣い/ 知能の進んだ子/ 子供の絵と性格/ ケンカの指導/ 水道方式/ 幼児の創造性/ 外国語教育/ バレーや踊り/ 絵画教室/ 安全教育/ 漢字教育/ プログラム学習/ 発見学習/ ティーチング・マシン/ 学習塾/

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