集中力が持続しない

一年生の長男です。先日授業を参観しましたが、授業中どうも気が散りやすいようです。それ以来気をつけて、授業の様子を報告させるのですが、先生のおっしやることをよく聞いていないようです。家庭で勉強させても、三〇分もたたないうちにあきてしまいます。どのように指導したらいいでしょうか。
一般に、親は大人の感覚で子供を理解しようとする傾向があります。小学生になれば、四五分の授業時間の間くらいきちんとすわって先生の話をよく間くことは、当然できるものと考えています。大人は人の話を、二時間でも三時間でも、きちんと座って聞いていることができます。だからいくら子供でも、四五分くらいは落ちついていられるはずであると思います。
しかし、幼児や小学校低学年の児童は、大人にくらべればはるかにあきやすいし、気がちりやすいし、注意力が持続しません。一年生にとっては、四五分間の授業のあいだ、ただおとなしく椅子に座っているだけでも、たいへんな努力のいることです。あるベテランの教師が、一年生の授業では、四五分間のあいだに五分でも一〇分でもクラス全員を私の言葉に注目させることができたら、その授業は成功したと考えると言っていました。一年生の時代は、これでよい。四五分間ずっと緊張していることを要求するのは、年齢的に無理なのです。年齢がすすむにつれて、緊張を持続し、注意を集中できる時間がしだいに長くなっていきます。幼児や児童は落ちつきのないものと考えたほうがよい。大人のように落ちついた子供がいたとしたら、ずいぶん奇妙な存在です。

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多くの親は自分の子供が集中力散漫で、あきやすく、落ちつきがないと思っていますが、大部分は子供らしい性質のあらわれであって、重荷な問題と考えなくてもよい。けれども、なかには極端に落ちつきがない子供がいます。落ちつきがないという表現には、次のような行動が含まれています。
集中力が不足しているもの。これは、注意力散漫、他のことに気をとられやすい、身が入らないなどの行動。
活動的でありすぎるもの。じっとしていられない、そわそわしている、授業中騒ぐなどの行動。
考えが表面的であるもの。不注意である、じっくり考えないなどの行動。
感情の変化が激しいもの。気分が変わりやすい、わがまま、おこりっぽいなどの行動。
極端に落ちつきがない行動の原因には、数は多くないが、身体的な変調が原因になる場合もあります。そのときは、身体的な異常を治療しなければならない。概して、極端に落ちつきのない子供の多くは、家庭環境や親の態度が原因になっている。例えば、住居と仕事場が一緒になって一日中客の出入りがたえないような家庭は、家庭自体に落ちつきがない。落ちつきのない家庭で育では、子供も落ちつきがなくなります。また、子供に能力以上の期待をかけたり、子供の生活への干渉が多すぎたり、躾が厳しすぎたりしても、子供は落ちつきがなくなります。
なお、毎日学校でのできごとを報告させているが、これも無理じいしないほうがよい。一般に男子は女子にくらべ、幼稚園や学校での経験を親に報告したがりません。毎日無理に聞きだしていると、もう少し学年が進むとうるさがって何ひとつ言わなくなります。しつこく聞きだすことは避け、自発的にしゃべったら楽しそうに聞いてやるという態度をとることが望ましい。

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