依頼心が強い

小学校一年の男の子です。ひとなつっこい子供ですが、依頼心が強く、何でも親や姉たちに助けを求めます。末っ子で甘やかしてしまったのは事実なのですが、もっと独立心の強い子供にするにはどうしたらいいでしょうか。
依頼心の強い子どもというのは、この質問にもあるように宿題や勉強のような知的な問題に限らず、日常の小さな問題でも自分で考えて解決しようとせず、身近な人々に頼ってしまうものです。
赤ちゃんは親に全面的に依存していますが、成長するにつれて身体的にも精神的にも徐々に自立していきます。依頼心の強い子供というのは、依存から自立への発達がどこかで阻害されているのです。

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依頼心をいつまでも残しておく原因には、次のようなことが考えられます。
子供が虚弱であったり障害があったりした場合、あるいは長子、未っ子、親が年をとってからの子供、女の子ばかり続いたあとの男の子などは、両親や祖父母の過保護の対象となりやすく、子供の言い分が何でも聞き入れられて依頼心が温存されがちです。
また、子供の才能を、親が過大に評価しているような場合や、子供を育てる以外にほかにすることがないというような場合も、同様です。
甘ったれという表現が用いられますが、これも依頼心の強い子供の別名です。この言葉の語感には、幼稚で未熟だという幼ない感じはあってもあまり好ましい子ではないという感じはありません。このようなところにも、子供の依頼心を助長する一因があるのです。
日本では、特に女の子の依頼心は大目にみられていました。自分自身で物事を処理したり、判断したりする積極性のある女性は、あまり社会的に歓迎しないという風潮があったからです。
年齢不相応に強い依頼心をとり除くためには、自力で処理する習慣をつけ、それに自信をつけさせることですが、漸進的に行う方法と一挙にやってしまう方法とがあります。
宿題のことを例にとれば、手伝うことを少しずつ止めて、自分で考えていくようにしむけていく場合と、ある時点からまったく手伝うことを止めてしまって、教室で恥をかいたり、先生に叱られたりして、子供自身に反省させる機会をつくってやる方法とがあります。
どちらがよいかは依頼心の強さの程度、子供の年齢、子供の性質によって違うので一概にはいえませんが、依頼心の強い子供を明日からは何でも一人でやりなさいといって急につき放してしまうと、子供は親の愛を失ったと思って、強いショックを受けることがあります。
子供の依頼心が強くなっているのは、ほとんどの場合、親がそうしてしまった結果です。子供に甘えられること自体を喜び、子供が自立していくのを寂しがるような親が、ときにはあるものです。他人に頼っていくことの安易さを覚えてしまうと、そのくせはなかなか直しにくい。したがって、依頼心というのは気がついたらなるべく旱くとり除き、一人でできるという喜びと自信とを植え付けていかねばなりません。
他面、依頼心のつよい子は、ひとなつっこい性格なので、だれからも愛され、にくめない特徴をもっています。したがって、自立心をつけようと効果を急ぐあまり、せっかくの明るい愛らしい性格が失われないようにしなければなりません。

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