よその家を羨ましがる

小学校二年のひとりっ子の女子です。必要なものは十分買いあたえているし、おもちゃなども人並み以上もっているのですが、時々よその家のことを羨ましがり親を困 らせます。例えば、現在、鉄筋アパートに住み、動物を飼うことができないのですが、誰のうちには犬がいて羨ましいという具合です。こんな場合どのようにいいきかせたらよいでしょうか。
よく、他人のものはよくみえるというが、我々は子供も大人も他人を羨ましがる傾向をもっているようです。それでも大人は、人は人、自分は自分と割り切って考えたり、他人と同じようになろうと努力したりして何とか羨ましい気持を抑えようとします。子供の場合は、生活全体が親に依存しているため、親にいえば何とかしてくれると考えたりして、なかなかあきらめることができません。
本問のように、高層アパートに住みながら犬を飼いたいとか、一人っ子ではさびしいから弟か妹がほしいとかいうことは、いくらよその家を羨ましく思ったところでどうにもならない問題です。どうにもならないということは、二年生になれば子供自身も相当程度わかっています。分かっているくせに親にうるさくいうのは、親を困らせてみよう、困らせることで羨ましさを少しでも抑えつけようという気持をもつからです。

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子供のこのような訴えを聞いたときに、親としては子供がかわいそうだと思うこともあります。特に、一人っ子が兄弟のある家を羨ましいといったりすると、弟や妹がいれば子供の生活がもっと充実したものになるかもしれないと思ったりします。不可能な願望であるだけに、子供の羨ましい気持を不憫に思います。隣の家に大きなテレビがあるのを羨ましいといったときは、自分の家でも購入することは不可能でないので、親は簡単に、もうすこししたら買えるかもしれないとか、家にはお金がないからとも、つきはなせる場合が多い。結局、子供がよその家のことを羨ましがって親が困るという場合は、親自身の心の中に他人への羨望や善望を抑える理由づけに対する不安が存在していることが多い。親が自信をもって、子供の羨望に接していけば、子供も納得します。
ときには、子供は他人を羨ましがることで自分の要求をとおそうとすることがあります。例えば、AさんもBさんもお小遣いを月に五〇〇円もらっています。私は三〇〇円です。みんなが五〇〇円だから私も五〇〇円にしてほしいというような場合です。こんなとき、親が本当にクラスのほとんどの子がそうであれば、うちの子はかわいそうだ、うちのお小遣いは少しすくなすぎたかしらと自信のないそぶりをみせると、子供はもうひと押しとばかりにさらに要求を強めます。親は自分のきめたことに、もっと自信をもたなければいけません。他人はどうあっても、うちではこのような理由でこうきめているのであるとはっきり自信をもって子供にいえれば、子供も納得します。
同時に、親の生活のなかで他人にひきずられたり、よその家を善ましがっていることがないかも反省してほしい。同級生の何人かがピアノを習っていれば、うちの子も習わせたほうがよいのかしらと考える親も多いのではないでしょうか。隣の家で自動車を買えば、うちでも買わなくてはと思ったりする親も少なくないのではないでしょうか。

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