団地っ子

大都会の郊外にある大きな団地のアパートに住んでいます。小学校一年の長女と五歳の長男のふたり姉弟です。団地っ子という言葉がありますが、団地で子供を育てるうえでの注意点としてどのようなものがあるでしょうか。
高層アパート群を中心にした団地は、比較的新しい住居形態です。一口に団地といっても、その規模や建築様式は様々です。したがって、団地の生活環境の特徴を簡単に定義することは容易ではありません。しかし、団地住民は古くから存在している住宅地の住民に比べると、生活様式は近代的で合理的であり、知的水準や生活水準も高いという共通点をもっています。たしかに、多くの団地は、世帯主の年齢は三〇代から四〇代で、職業はサラリーマン、家族は夫婦と子供からなるいわゆる核家族、子供は一人ないし三人、子供の年齢は乳幼児から小学生くらいまでという共通の特徴を持つといえます。そのために、団地族という言葉が使われたり、団地で生まれ育った子供を団地っ子とよんだりします。

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団地を子供の成長という面からみると、次のような特徴があります。
家が狭いため、子供専用の場所がない。子供部屋や、子供だけの寝室を用意するのが困難である。どうしても子供の生活に親の目がとどきすぎる。子供の行動に親の干渉が多くなる。親の干渉が多すぎると、子供の自主性、自律性などの発達が遅れることがある。また、子供が小学校上級から中学生になると、独立した自分の世界を求めます。個室を用意することが望ましいが、2DK程度の家屋であると無理であることが多い。
親自身がいつまでもここに住むという意識に乏しい。いつかはもっと広い家に、あるいは独立家屋に移り住むことを希望している。この希望自体には問題はない。しかし、現在の住居は仮の住いという気持が強すぎると、地域社会との結びつきが薄くなる。団地の住民は非常に個人主義的で、他人や地域全体のことは考えないという批判があります。子供の教育、特に小学校教育では地域社会との関係が重視されています。親も少なくともここに住んでいる間は、地域社会との結びつきを忘れてはいけません。
親の競争心が強い。隣がエアコンをいれたからわが家にも、お向かいがテレビを買ったからうちもという競争心が非常に強い。子供のことでも同様で、ピアノのお稽古だの、水泳教室だの一人がやりはじめると、われもわれもとあとにつづく。子供を躾、教育する場合、他人と比較し競争することは禁物です。それぞれの子供が少しずつ違った個性をもち、違ったペースで成長している。子供のことで競争するのはやめにしてほしい。
同年齢の友だちには不自由しない。団地には子供が大勢いる。コンクリートの壁の中で、一日中親と顔をつきあわせている生活になりやすいから、できるだけ戸外で友だちと自由に遊ばせてほしい。
高層アパートは鍵をしめると安全なので、子どもに鍵をわたして母親が外出することも多い。けれども、子供が学校や幼稚園から帰宅する時間までには帰ってほしい。子供が学校や幼稚園から帰宅し、誰もいない家にはいるときの気持を考えてほしい。いわゆる鍵っ子には誘拐や交通事故の危険もあります。それ以上に、心理的な面で影響を与えます。親が家にいないことは、子供の心を不安にします。親は、子供を身体的な面でも、心理的な面でも保護する義務があることを忘れてはなりません。
このような点に注意していれば、団地は好ましい生活環境です。

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