宿題と自発的勉強

小学校三年の女子ですが、担任の先生が変わってからとてもたくさん宿題がでるようになり、遊ぶ暇もないくらいです。小さいうちから、こんなに宿題をださないといけないのでしょうか。しかも、親が手伝ってやらないとなかなか宿題をしません。もっと自発的に勉強させるにはどうしたらよいでしょうか。
最近は、宿題をやりきれないくらいたくさんだす風潮は、あまりみられなくなったと思います。本問の場合はやや異例に属します。担任の先生に、何か特別の教育方針があるのでしょうか。
しかし、もう一つ考えられるのは、この子がいわゆるのろい子であるために、必要以上の時間がかかり、なかなか終らないのかもしれません。感じとしては、ただ宿題が多いだけではなくて、子供の側にも問題点がありそうに思えます。
生真面目で内向的、先生のいいつけはひと一倍よく守る、些細なこともおろそかにできない、そのうえ仕事が遅くて丁寧すぎる。このような子供は、一生懸命机に向っているのに、一体何をしているのかと思うくらい時間がかかり、さっぱり進まないものです。そうして、時間がかかるのが習慣化すると、本人も早く終るという自信をなくすし、そういう意欲をもたなくなります。この悪循環で、いつまでもだらだらやっていることになるのだと思います。

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宿題の量が多いか少ないかを、絶対的に決めるのは難しい。子供の性格や勉強のやり方などとの関係で、多すぎるとか少ないとかいえるのです。だから、この場合も、自分の子供だけではなく他の級友の様子も少しきいてみたほうがよいのではないでしょうか。どの子も遊ぶ暇がないくらい負担が大きいというのなら、先生の教育方針そのものに問題があることになるでしょう。
反対に、この子だけだというのなら、子供の勉強のしかたに問題があるのだから、家庭でもっと勉強のやり方の指導をしたほうがよいでしょう。こういう子供は、まじめで従順というような良い性格を持っている反面、適当に力を抜くコツを知りません。例えば、問題を少しの歪みもないようにきちんと清書するという作業と、正しく答をだす作業とのいずれにも同じような労力と時間とをかける。しかも多くの場合、母親も同じようなきまじめ型だから、こういう無駄に気づかないで、ただ早く早くと注意しがちなのです。
宿題をやっているとき、少しそばについていたらどうでしょうか。そうして、不必要なていねいさは無駄であること、力をぬく部分と大切なところとのけじめをしっかりつけることなどをちゃんと指導したらよいでしょう。
宿題についての一般論としては、とくに事情がなければ、低学年のうちからあまりたくさんださないほうがよいように思います。その種類も、書取りとか簡単な計算練習のように、一人でできる課題をもっと充実にさせるようなものに限ったほうがよい。多すぎるとか、一人でできないようでは宿題はいたずらに負担であり、ひいては勉強そのものが苦業に変わってしまいそうです。
宿題をたくさんだすという鍛練主義よりも、低学年では、学校での授業をちゃんとかくという態度を身につけさせるほうが大切でしょう。そうして、自発的な興味にもとづいて勉強をする態度、勉強したらそれなりの進歩があるという感覚などを重視したい。こういうしかたで進んでいった子供は、高学年になって宿題の必要性を理解すれば、それを単なる負担とは思わなくなるでしょう。

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