子供の絵と性格

幼稚園に通っている六歳の男の子です。絵を描くのが好きで、毎日のように何か描いています。その絵の中によく青を使っています。青を好んで使うのは不安感があるからだと聞いたことがありますが、親からみると明るいのびのびした子どもですが、やはりそうなのでしょうか。
まず、子供の絵の特徴からのべましょう。子供は絵をかくのが好きです。気軽に鉛筆やクレヨンを特って、知っていること、思っていることをかき、それで満足しています。子供の絵は遊びの一種といっていいのです。
絵のかき方には発達的な段階があります。はじめは衝動画といってなぐりかきをしている時期です。次の時期を偶成画または命名画期といいます。描いたものの形から連想してかってに名をつけたりする時期です。羅列期というのがあります。これは紙いっぱいにいろいろなものを描くが、物の大きさ、上下、方向などは無関心のままです。それにつづいて思想表現画期というのがあります。見えるとおりでなく、知っているとおりに描こうとするため、上下、左右から見た形を同じ平面に並べてしまいます。自己中心性、現実と非現実の混乱、論理性の芽ばえなどの子供の特徴が描画技術の未発達さとあいまって表現され、児童画の特色となっているのです。

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良い児童画というのはどんなものかというと、だいたい、次のようにいうことができます。まず紙いっぱいに大きくのびのびと描いたものであること。次に、子供らしさのあふれたテーマを三色から五色くらいの明るい色を使ってほほえましく描いてあるということです。健康な子供の描くものにはこのような絵が多いのです。
児童画には、児童の心の動きがあらわれています。それで、どんな色を使っているか、どんなふうに線をかくか、紙面にどのようにかくかということと子供の性格との関連がいろいろと研究されました。
フィンガーペインティングといって、指に絵具をつけて自由に絵をかかせ、その過程や結果からその子供の性格を診断しようとする試みもあります。また、人物画を描くようにといって、どんなふうに描いたか、どの部分が脱落しているかということから精神発達の程度を推察する研究もあります。
ところで、本問の本題の色のことですが、一般には、子供の情緒が安定していると色の好みも安定し、情緒が不安定であったり、未成熟であったりすると色の好みがひどく片寄ったり、乏しかったりします。青い色を好んで使う子供は、不安や恐怖を抱いていることが多いという考え方もたしかにあります。しかしまた、輪廓として青い色を使っている場合には、外的規制を受け入れることのできる知的な子供であるという説もあります。
このほか好んで使用される色については、いろいろな考え方が研究者によってのべられています。例えば、黄色を好んで用いるのは依存的で未発達であるとか、みどりを用いることの多い子供は情緒的表現がはっきりせず、しかも自己満足しているとか、紫を好んで用いる子供は家庭的に不幸で、友だちから見捨てられているというような説です。なかにはある色の蝶をかくとその子供の家からやがて死者が出るというような神秘的な説もあります。
絵を描くのにあたって、どの色を好んで使うかということとその子供の性格が無関係とはいえませんが、なかには無理にこじつけたような考え方もあります。実際には、色と物の関係がつかめなかったり、たまたま使った色が好きになってしまって、しばらくその色しか使わないというような場合もあるのです。

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