来客があると出たがる子

 四歳の女の子ですが、来客があると、すぐ飛んで出てきて、お菓子をほしがったり、お客様の前で遊びだしたりします。また、日ごろはお姉さんぶって弟をかわいがりますが、お客様がみえると弟に意地悪をして泣かせます。どうしてこんなことをするのでしょうか・・・・
 幼い子どもというものは、お客様が来られると急にお行儀が悪くなったり、わざわざいたずらをしたり、大人の話の間に割り込んできたりするものです。
 けっしてお宅のお子さんだけがやっているわけではなく、ほとんどの家で同様のことが起こっていると考えてよいと思います。
 第一には、ふだんは自分を中心にして生活しているお母さんが、急に自分から離れてしまう ので、何か不安になってしまって、何らかの関係を維持しようとするからです。
 第二には、お客様が来られると、ふだんとは違うお母さんになってしまうからです。つまり、言葉がえらく改まってしまったり、態度も、何か違っているという感じになってしまうものですから、何かしらいつもと違うお母さんを試してたしかめてみるということもあるようです。
 第三には、ふだんはチョットしたことでよく叱られるけれど、お客様がこられた時には、体裁の悪さを考えて、あまり注意をしません。そこでいい気になってしまう、という点もあるのかもしれません。

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 第三の点に関しては、子どもが悪いことをしたら、いつものように叱ってください。体裁を考えすぎないことです。お客様が、子どもを育てたことのある人なら理解してくれるはずです。この、いい気になるとか、悪ふざけというのは、放置するとだんだんエスカレートしていって、お客様にひどく迷惑をかけることになりかねません。
 第二の点、についても気をつけなければいけないでしょう。
 お客様の前で極端に態度を変えるお母さんは、次のようなマイナスの躾をしていることになるからです。
 つまり、お母さんの裏表という二重の人格を子どもの目の前にみせてしまうわけですから、お母さんの躾がゆきとどかなくなります。
 なぜなら、「今、お母さんはあのように言っているけれど、実は別のことを考えているに違いない」という気持が絶えず働きます。
 また、「人の前ではカッコイイコトいうけれど、ほんとうは違うんだ」という気持をもたせることになりますから、お母さんの言っていることをストレートに聞くことができなくなってしまいます。
 もう一つ大切なことは、他人様の前では、あるようにかまえたり、とりつくろわなければならないのだという躾をしていることになりますから、人に対してひどく警戒心をもったり、用心深くかまえることになります。そうなると、子どもも家の中では大いばりしてかって気ままに過ごしているのに、幼稚園や学校へ行った時とか、他人の家にいった時にはひどく内気になって、消極的な態度をとるようにもなりかねません。
 お客様がこられる時には多少の片付けをしたり、身づくろいをする必要はあるかもしれませんが、まるで人格が変わったかのように態度を変えることは、あまり感心したことではありません。
 子どもを育てたことのある人なら、四歳、五歳といった幼い子どもがいる家では、部屋が汚れていたり、散らかっているのは、当たり前だということは、よく知っておられるはずです。あまりとりつくろう必要はないはずです。
 いつも、自分が中心で生活しているのに、急にお母さんがお客様にとられてしまったような不安にかられるのは、無理もないことだと思います。
 お客様のお相手をしながらも、子どもと結びついている部分を絶えず残しておく必要があります。
 それに一番良い方法は、いっしょになってお客様にサービスすることを教えるのも良いかもしれません。
 お客様にお茶をもってきてあげたり、ケーキを運んであげるようにしむけてみましょう。まだ幼いのですから、お客様も少しぐらいへたであったり、失敗したとしても、許してくれるはずです。
 話をしている途中でも、タイミングをはかりながら、簡単な仕事を与える余裕がほしいものです。
 要するに、お客様がきていても、お母さんはあなたに関心があるし、無視しているわけではないのですよ、ということを示してあげることです。
 お客様がこられた時に、はっきりと子どもを紹介しておくというのも一つの方法でしょう。
 そのような時、遠慮のあまり、「体ばかり大きくて」などと、子どもをけなしたり馬鹿にしたりすることは避けたいものです。
 「本を読むのが大好きなんですよ」とか、「テレビの○○○が大好きなんです」などと肯定的に話すことです。
 また、お客様がこられたら、あらかじめ用意しておいた新しい絵本やプラモデルを出してあげる、というのも一つの方法です。
 それには、ふだんからの心がけが大切です。
 とはいっても、そのように気を配ってはおれない重要な話をするためのお客様もあると思いますが、そのような時は、できるだけ子どものいない時間に来てもらうとか、留守番をさせるようにしておいて、外で会うようにした方がよいと思います。

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