帰宅時間が守れない子

 小学校六年生の男の子ですが、学校から帰るとすぐ外へ遊びにいきます。夕食までには帰ってくるようにいっも言っていますが、なかなか時間が守れません。外で元気に遊ぶことはいいことなので、あまり叱ったりたくないのですが、生活が不規則になりますし、家での勉強もおろそかになりますので、帰宅時間だけは守らせたいと思います。どのように指導したらよいのでしょうか。

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 学校から帰るとテレビにかじりついて、一向に外遊びをしようとしない子どもが多いのに、外で友だちと思い切り遊んでいるというのは歓迎すべき傾向です。おそらく心身ともに健康なお子さんなのでしょう。
 この傾向は大切にしてあげたいものです。へたに注意することによって、外遊びをしなくなるようなことはできるだけ避けてあげたいものです。
 とはいっても、おっしやるようにいつまでも遊び続けていて、夕食にも間に合わないということでは、家庭の中の生活が不規則になってしまいますから、何かでチェックする必要はありそうです。
 まず、家庭内の規則ですが、あまり多くのことを一度にきめても守れないものです。最低、夕食の時間、ふろに入る時間、寝る時間などは、先にはっきりときめてよいでしょう。
 その時に気をつけなくてはいけないことは、絶対に例外を作らないことです。
 例えば、ふだんは六時に夕食だけれど、土曜日は七時にしようとか、土曜日や祭日の前の日は十一時に寝て良いなどというようなことは避けたいものです。
 あるいは、お客様のこられた時やお父さんが出張から帰った時は、夜遅くまで起きていてもよいというようなことをするから、守れなくなってしまうのです。
 小学校六年生とはいえまだ子どもですから、一度例外を許すと、それを例にして次から次へと規則を破ってしまうことになります。かなり不規則になってしまって中途で叱るから不満が残ってしまうのです。
 子どもに与える規則は、できるだけ単純にするのが、守らせるコツです。それにはご両親の多少の努力が必要でしょう。
 例えば、七時に夕食ときめたとします。手順よくいって早く準備ができても、七時になるまでは待つ。また逆に七時になって準備が間に合わなくても、七時になったら呼んで手伝いをさせるとか、できたものから食べさせるといったことを実行してください。
 はじめは、多少抵抗があったり「これぐらい許してくれても良いではないか」などと文句も出るかもしれませんが、そこは泣いてもわめいてもキチンと守らせることです。そしてそれを二、三週間続ければ、だいたい守れるようになるはずです。
 ここまでやっておくと、かなり夕食に遅れることは少なくなると思いますが、なお、次のようなことにも注意してください。
 指示の与え方の問題です。例えば、わが家の夕食は七時であるということを知っていても、単に「夕食の時間になったら帰っていらっしゃい」などという言い方では、守れないはずです。というのは、夕食の時間とか七時ということを判断する材料がないからです。
 本人は時計というものを持っているなら別ですが、時計をもっていない子どもに時間を正確にせよという要求は無理でしょう。時計をもっているご主人ですら、必ずしも定刻に帰ってこれないこともあります。そう正確に判断できないものです。
 それでは、「暗くなったら帰っていらっしゃい」というい方はどうでしょうか。
 それにしても無理ではないでしょうか、なぜなら、夏と冬とではまったく違うからです。同じ七時といっても、夏はまだ明るいですし、冬だともうまっ暗です。
 一番わかりやすい言い方は「街灯がついたら帰っていらっしゃい」という言い方ですが、この言い方も、その点では、季節の違いがありますから難しいと思います。
 こうしたことに対する対策としては、夏と冬で夕食の時間を変えるというやり方もあると思います。
 一番よい方法は、やはり本人に時計をもたせることです。学校では時計を持たせることは禁止しているところは多いと思いますが、持たせないでおいて、時間を正確にしなさいというのは、まったく無理というものです。なぜ学校で持たせないかというと、家庭によっては持たせるだけの経済的な余裕のない家もあるということ。また心ない家庭で、必要以上に高価なものを持たせたりすることがあるからでしょう。
 しかし、六年生ぐらいになったら、家庭では持たせてもよいように思います。約束を守ろうとする心、時間を上手に使い、能率的な生き方をさせようとするには、幼い時から時計を上手に使う訓練をしておく必要があるでしょう。
 ただ時計を買い与えるだけで終わってしまうから、すぐにそこらへ放り出しておいたり、使わなくなってしまうのです。
 やはり、しばらくは、つねに刺激を与えるようにする必要があります。この点が大切です。

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