友だちに嫌われる

 五歳になる女の子ですが、友だちと遊ぶのが大好きなのですが、仲間に入ろうとすると逃げられたり、たまに仲良く遊んでいても、いつの間にか仲間外れにされてしまいます。どうしてこんなにきらわれるのでしようか。
 友だち遊びが好きだけれど仲間外れにされてしまうそうですが、お子さんが友だちと遊んでいる時の様子を見られたことがるでしょうか。そして、どんな様子でしたか。
 五歳ごろの子ども達の遊びを見ていますと、三歳ごろでは出来なかったこと、わからなかったことがたくさんわかるようになり、できるようになって、遊びがグンと発展してきます。第一に友だちと協力して遊ぶことが上手になります。
 どんなに友だちと遊びたいと思っても、相手のあることですから、遊びは一方的思いだけでは進みません。友だちは何故お子さんと遊びたくないと思ったり、遊んでいても仲間外れにしたくなってしまうのか、お考えになったことがありますか。
 お子さんが友だちと遊ぶ時に欠けていることは何なのか、自分の考えだけを主張して相手を認めない、人と協力できない、遊びのルールがわからない、言葉の発達が遅れていて友だちと会話がすすまない、体力的についていけないなど。
 友だちから仲間外れにされる原因はいろいろ考えられると思いますが、一番大きなことは自分勝手さ、わがままではないかと思います。いつも相手を無視し、自分の言い分だけ押し通そうとするため、一緒に遊んでいる友だちがつまらなくなって、逃げ出してしまうのではないでしょうか。

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 五歳くらいになると弱い友だちをかばう気持ちも生まれてきますので、相手に多少、言葉や体力の遅れがみられても受け入れて遊ぶ気持ちもでて、仲間に入れてくれることもあります。
 いつも友だちに逃げられたり、仲間外れにされてしまうのは、わがままさが友だちからきらわれる原因ではないかと思いますが、日ごろのお子さんの行動をみていてそういうことに気 づかれたこと、あるでしょうか。
 次に考えられることは、友だちと遊んでいて、相手の言うこと、行動にケチをつけるというか、いろいろ難くせをつける子どものことです。「そんなことしても面白くない」「それは失敗に決まっているよ」など、いつも人に対して評論家ぶっている子どもを見かけますが、このような場合も友だち遊びは発展しません。
 五歳ごろの子どもの遊びは、理屈だけをこねていても相手からは受け入れてもらえません。一緒に考え、一緒に動き感じ合ってすすんでいくものです。いつも勿体ぶったような評論をする友だちには用はないというものです。
 いずれにしても、お子さんの人に対する態度、友だち関係をもう一度見直してみませんか。
 何故お子さんがわがままな態度にでるのかを考えられたことがありますか。子どもの行動には必ずそれなりのワケがあるものですし、そうせざるを得ないこころの動きがありますし、友だち関係がうまくいかないということは、お子さんを取り巻く人間関係に問題があるともいえます。
 まず、家庭の中で家族がお子さんのわがままを許してしまってはいないかどうか、いつも子ども中心の、大人が子どもにへつらってチヤホヤしすぎてはいないかということです。時には子どものわがままを自由で伸び伸びしている、かわいいと思うなど良しと認めている大人側の大きな勘違いに問題があるのではないでしょうか。
 お子さんは自分勝手にわがままに振る舞うことを、大人が許している限りわがままが友だちからきらわれる原因とは気づきませんし、家庭の中で許される自分の態度が外に出た時反対に拒否されるのでは混乱するばかりです。そのため、気持ちが不安定になったり、いらだったり、人に不信感をもって攻撃的な態度にまで進んでしまわないとも限りません。
 五歳になっても友だち遊びの中でわがままがでるということは、精神的発達からみて幼い感じがします。わがままに振る舞うことで自己主張しているお子さんの気持ちを受け入れてあげることも大切ですし、わがままに代わる表現方法を教えることも必要になります。
 どんな点が友だち遊びがうまくいかない元になっているのかがわかれば、次の手段も考えやすいというものです。
 もしわがままが原因しているようでしたら、お子さん自身に自分勝手さを気づかせていくことが必要です。わがままは子どもだけが悪いのではなく、そうさせてしまった大人側にも問題があります。すぐ気づいて直るというわけにはいきませんが、ある時は本人にじっくりいい聞かせてみるとか、わがままな言動を目にした時きちっと指摘してください。五歳になれば自分でも気づくはずです。
 と同時に、周囲の大人もお子さんのわがままを受け入れすぎてはいないか考え直し、扱い方を改める必要があると思います。「それだから人にきらわれるのよ」などと、短期間で直そうとしてどなったり、しかりつけたりすることは逆効果です。
 「あなたはこう考えたんでしょう」とか、「こうしたかったんでしょう」とお子さんの気持ちをくんで、大人が言葉で表してみてください。お子さんは案外素直になり、お母さんにわかってもらえてうれしいと思うでしょう。そのうえで、そういう時の言葉の使い方、気持ちの表し方を大人が見本を示して具体的に教えていけば、お子さんは徐々にわかっていくはずです。わがままに代わる表現方法があることを教えるわけです。
 あせらず、かわいがってあげる中で、自分勝手さを訂正していく大人の態度が、お子さんが友だちとスムースに遊べるようになるカギになると思います。

友だちの選び方/ 友だちにいじめられる/ 友だちをいじめる/ 友だちとすぐケンカになる/ 仲間外れになる/ 友だちに嫌われる/ 友だちをえり好みする/ 友だちのまねばかりする/ 友だちの言いなりになる/ 友だちの悪口を言う/ おせっかいやき/ 親の気に入らない友だちとつき合う/ 気に入らないとすぐ噛み付く/ ボスになる/ 異性の友だちとだけ遊ぶ/ 友だちができない/

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