乳幼児の誤飲事故

ハイハイする頃から2、3歳までの子どもは何でも口に入れてしまいます。最近の小児用のかぜ薬は、甘いシロップやフルーツ味のするもの、ドロップ剤などが多く、美味しいので2、3日分を一気に飲んでしまう例もあります。中には多量に飲むと危険なものが含まれている場合もあるので、多量に飲んだ場合はすぐに吐かせたから、薬をもらった医師に相談しましょう。市販のものは説明書を持参して医師に診てもらいましょう。タバコの場合などは1本には、チコチンの致死量が含まれています。苦くてとても1本は食べられませんが、すぐに吐かせましょう。ナフタリンは2gを食べたら危険です。すぐに吐かせましょう。子どもの息が臭かったらまだ残っているので再度吐かせましょう。牛乳を飲ませると溶解するので絶対に与えないで下さい。異物がのどに詰まって、窒息状態になったら一刻を争います。のどをかきむしるように苦しがったり、みるみるうちに顔色が変わったりしたら、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。声が出ない時も危険な状態です。救急車を待つ間に、居合わせた人なんとか吐き出させるようにしましょう。誤飲する前に食べた物が一緒に出てくれば、大体でてくるものです。1歳未満の乳児の場合は、うつ伏せにして膝の上にまたがらせるなどして、頭が胸より低くなるようにして、背中を平手で4、5回強く叩きます。乳児以外の場合は、後ろから抱きかかえて手をまわし、みぞおちで手を組んでぐっと持ち上げるようにします。小さな子どものいる家庭では、誤飲しやすいボタン、電池、硬貨、タバコなどの置き場所にはくれぐれも注意しましょう。食べ物の中ではピーナツが気管に入ると取り出しにくく、時間が経つとふやけて気管支をふさぎ、窒息を起こすので危険です。食べさせる時にはすりつぶしか、砕いて与えましょう。また、家庭にある洗剤、漂白剤、農薬などの毒性のあるものを飲み込む事故も多いです。とくに漂白剤や農薬はたいへん危険です。石油、ベンジン、中性洗剤、塩酸、硝酸などは吐かせると再びのどを刺激して肺の方へ入り、かえって危険なので吐かせず病院の手当てを受けさせましょう。意識がないとき、けいれんを起こしたとき、吐かせてはいけない物を飲んだときは至急救急車を呼びましょう。これらの品は保管場所に注意するとともに、容器にも気をつけ、子どもがほかのものと間違えないようにしたいものです。

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