乳幼児の症状

赤ちゃんは空腹のときはかなり激しく泣きますが、授乳をすればすぐに泣き止みます。甘えている時、眠い時は人の姿を見て泣いたりしますが、抱けばすぐに泣き止み、あくびをしているときはすぐに眠ります。苦痛があるときは、手足をふるわせたり、体を縮めたりします。顔色が悪かったり泣き声に強弱があったり、呼吸を止めるほど激しく泣き、時に顔や手足が紫色になるチアノーゼがきたりするときは普通ではありません。また、体に触ると激しく泣くとか、泣き声がしだいに弱々しくなるときも、なんらかの異常が考えられます。
乳幼児はちょっとした体の異常でも発熱がしやすい。乳幼児はもともと体温が高めなので37.5度までは正常範囲といえます。生後6ヶ月までの赤ちゃんに37.5度以上の熱が出たら、すぐに小児科に連れて行ったほうが無難です。子どもが発熱するのは感染症によることが多いのですが、生後6ヶ月まではお母さんからもらった免疫があるので、感染症にかかりにくい。別の原因のある可能性があるので用心が必要となります。生後6ヶ月を過ぎていれば、1、2日様子をみる。発熱のほかに、下痢、嘔吐、腹痛、発疹、鼻水、不自然な呼吸、痛み、けいれん、意識障害がないか、体力はあるか、子どもの全身症状を見ます。発熱以外の症状がひどくなければ、自宅などで静養します。熱があっても元気であれば、まず心配はいりません。解熱剤はむやみに使わず、厚着をさせず頭部を冷やしたり体を濡れたタオルなどでふいたりして、できるだけ体温を発散させるようにしましょう。水分を十分に与え脱水症状をおこさないよう気をつけます。熱が2日以上下がらない場合、発熱以外の症状が強い場合は、医師の診断を受けます。発熱をともなう病気で子どもに多いのは、かぜやインフルエンザ、はしか、水ぼうそう、風疹、あたふくかぜ、突発生発疹、手足口病、気管支炎や肺炎、中耳炎、尿路感染症などです。
ひきつけなどは、乳幼児に頻度が高く起ります。全身が突っ張って硬直し、全身がガクガク震えたり、手足や体の片方の側が震えることもあります。歯をくいしばり、白目をむくことも多いです。吐くこともあり、体が硬直せずにぐったりと弛緩することもあります。けいれんは1、2分間、長くても5分以内に始り意識が回復します。はしかなど高熱が出る病気の、熱が急に高くなる時に起ることが多い。熱性けいれんは脳神経の異常行動によって起りますが、発熱以外に特別な原因がありません。発熱を伴わないけいれんは、てんかん、脳腫瘍、脳血管障害などの原因が考えられるので、早期に専門医の診断を受ける必要があります。ひきつけを起こしたときは、そっと寝かせておくことが肝心です。抱き上げたり、ゆすったり、大声で呼びかけたりするのは逆効果になります。衣類をゆるめ、楽にして、吐くときは、顔を横に向けて、吐いたものが詰まらないようにしましょう。5分たってもけいれんが治まらない場合は、至急、医師の治療が必要です。救急車を呼ぶなどして病院へ運びましょう。
腹痛の原因となる病気にはさまざまなものがあります。子どもは風邪やのどの病気で熱があるときや、便秘のときなどにも腹痛を起こしやすい。痛みが急激だったり、徐々に激しくなったりした場合、高熱を伴う場合は、至急病院へ連れて行く必要があります。便通がなく、熱や嘔吐がない場合は浣腸をしてもよい。ただし、発作的な腹痛を繰り返す、嘔吐を伴う、血便などの症状がある場合は、腸重積などの深刻な病気のおそれがあるので、一刻もはやく病院へ連れて行きましょう。

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