幼稚園

幼稚園は学校教育法により、学校教育体形の一貫として位置付けらけ、幼児を保育し、適当な環境を与えてその心身の発達を助長することを目的とした学校教育施設です。年間220日以上、1日4時間を標準として、教育が行なわれます。教育の対象である幼児とは、3から5歳の子どものことをいいます。幼稚園はそもそも1837年ドイツ人のフレーベルがドイツのブランケンブルクに開設したものに始るとされます。以来名称のキンガーガルテンは世界中に広まりました。日本では、1876年に東京女子師範学校、現在のお茶ノ水女子大学の付属として、最初の幼稚園が設置されました。明治期は、公立、大正期からは私立を中心に増加、普及しましたが、第2次世界大戦後、幼児の教育熱が徐々に高まり、昭和50年代以降は、小学校から大学までのエスカレーター式に進級が可能な幼稚園に人気が高まっています。ほどなく幼児の受験戦争が社会現象の1つとしてとりあげられるようになりました。2003年度の幼稚園数は約1万4100園。そのうちの40%が公立です。在園者数は176万人。小学校入学前の子どものうち、幼稚園に通う子どもは25%前後と10年前とほとんど変わりませんが、保育園児の割合はこの10年間に約6%増え、およそ2%となっています。以前は幼稚園に通う子どものほうが多かったのですが、2000年を境に逆転しています。かねてより都市部を中心に、保育園の空きを待つ待機児童の数が問題となっていますが、一方で定員が埋まらずに閉園する幼稚園も少なくありません。そうした現状を背景に、最近、幼稚園と保育園の双方の機能を持つ幼保一元化施設を開設する自治体も相次いでいます。幼稚園教諭が3歳から5歳児を教育する時間帯コアタイムとし、希望に応じて、午後6時、7時まで子どもを預るとか、同じ施設の中で幼稚園児の教育と、保育とを実施するといった試みがなされています。しかし、現行制度では文部科学省所管の幼稚園と厚生労働省の所管の保育園では認可基準も異なります。保護者が支払う利用料や、幼稚園教諭と保育士の資格の違いによる待遇の違いなど、多くの課題を抱えています。

子育てと育児

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