妊婦と育児

育児というと赤ちゃんが生まれてからのむことと思われがちですが、おなかのなかにいる赤ちゃんは、何ひとつ自分ではできません。栄養の摂取や排泄は、おなかの赤ちゃんに代わって妊娠中のお母さんが一手に引き受けているのです。お母さんの健康状態は、赤ちゃんにダイレクトに影響します。妊娠したら病気にかからないよう気をつけることはもちろんのこと、食事や睡眠、薬の服用にも注意しなければなりません。赤ちゃんはお母さんのおなかにいる時期、羊水という液体に浮かんでいます。浮かんでいるといっても浮遊しているわけではなく、へそから延びる臍帯という管と胎盤でお母さんの体と結びついています。この管と胎盤を通じて、酸素や栄養の補給が行なわれているわけです。また、同時に、赤ちゃんの活動で生じた炭酸ガスや老廃物が、この管と胎盤を通ってお母さんの体に運ばれます。臍帯と胎盤はお母さんと赤ちゃんを結ぶパイプなのです。臍帯を通って赤ちゃんの体から運ばれる炭酸ガスは、お母さんのと一緒に肺から、また老廃物は肝臓で解毒され、肝臓から尿とともに排泄されます。ですから、妊娠中のお母さんには赤ちゃんの分の酸素と栄養が必要なだけでなく、2人分の排泄をこなすパワーも必要となってきます。これだけの重労働をこなすのですから、十分な休養もとらなくてはなりません。また、妊娠中はとかくイライラしてストレスがたまりがちになります。お母さんがイライラしていると、おなかの赤ちゃんにもよい影響を与えません。軽い作業や買い物はよい運動になるので、適度の運動、入浴などで気分転換をはかり、ストレスをためないことが大切です。

子育てと育児

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