出生前診断

妊娠中におなかの中の胎児の状態を検査する方法を、出生前診断といいます。もっとも一般的なものは、超音波による検査、診断です。ほとんどの病院で行なわれていて胎児の形状の異常が妊娠10週目くらいからわかります。もっと大きくなってからなら、内臓の異常や病気を見つけることもできます。病気が見つかった場合、おなかにいる時から治療を始めることもあります。羊水検査はおなかに釘を刺し、羊水を採取して、そこに含まれる細胞を調べて、胎児の染色体異常を調べる検査で、妊娠15から17週に行ないます。その場合保険の適用はできません。出生前検査に対する考え方としては、大きく分けて2つの側面があります。ひとつは、胎児の病状を調べることにより、必要であればすぐに治療を始めることができるという考え方。もう1つは、ダウン症などの染色体異常による先天性異常児を識別することにより、場合によっては出産をあきらめることも可能になるという考え方です。医療技術の進歩によりおなか中で病気を発見し、治療できるようになったということは、評価されるべきことですが、昔は生まれてみなければわからなかったことが、わかるようになったということに問題がないわけではありません。検査の結果、治癒改善すればよいのですが、治療法などがなく、何の手立ても見つからないそんな異常が発見されて平静でいられる親はいません。また、羊水検査やトリプルマーカー検査は、主にダウン症を調べるために行なわれていますが、症状の軽い人から合併症を伴う人まで様々です。検査をして出生前の子を識別することが正しいかどうかは、見解のわかれるところです。

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