出生性比

厚生労働省の人口動態統計によると、2003年の出生数は112万3610人で、このうち男子が57万6736人、女子が54万6874人でした。女子を100として男子を比べたものを出生比といいますが、この年の出生性比は105.5になります。この数字は年によって多少の違いがあるものの、1984年から2003年までの20年間の最高は106.0、最低は105.2で大きな変動はありません。平均すると105.6。つまりこの20年間について女子100人に対して男子は105から106人の割合で生まれるということになります。女子よりも男子が多く生まれるというのは世界に共通した傾向のようです。男性は女性に比べて生物学的弱者で、胎児死亡率も出生後の死亡率も男性のほうが高く、それにより男子のほうが多く生まれるようになっていると考えられています。医療技術の向上により胎児の性が明らかになったため、これによる中絶がその比率を高めていることも考えられます。その一方で環境撹乱物質が出生比率に影響を及ぼすともいわれていますが、まだ科学的にははっきりとしたことが分かっていません。いずれにしても、発展途上地域ほど出生後の男子の損失は大きく、成年に達したときは多くの社会で、女性の数が男性を上回るといわれています。しかし日本では医学の進歩などにより男子の死亡率も低下しているので、青年期の男性は女性よりも多い。ちなみに2004年12月1日現在の20から24歳の総人口は、男性394万2000人に対して女性376万3000人、25から29歳は男性444万2000人に対して女性427万8000人となっています。

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